激怒 ページ8
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ゆらり、とゆっくり体ごと振り返って日向に近づいていく影山。澤村先輩が落ち着けと声をかけるが一切聞く耳持たずだ。
ひたひた、とまるで幽霊のようにゆっくり日向との距離を詰める彼。目尻に笑いすぎて溜まった涙を拭いながら、彼らの様子を見届けることにした。
影山「 ……………………………お前さ。 」
日向「ッ…………ハイ。」
影山「 一体何にビビってそんなに緊張してんの？相手がでかいから？初めての練習試合だから？ 」
威圧感マシマシである。とんでもなく恐ろしい般若を背中に背負ったような影山を見て、日向の毛穴という毛穴から汗が吹き出た。あれは怖そう。
影山「 俺の後頭部にサーブを打ち込む以上に怖いことって…… なに？ 」
日向「……とくにおもいあたりません。」
影山「 じゃあもう緊張する理由はないよなぁ！もうやっちまったもんなぁ！一番怖いこと！！ 」
スパァン、と爽快な音を立てて自分の後頭部を叩きながらそう言っている影山に僕も恐怖を覚えた。本気で笑っている場合ではなかったらしい。
今にも燃え尽きそうな日向が掠れた声で影山の問いに返答する。かろうじて意識を保っているという様子だ。
体がガッチガチに固まっている日向に、影山が最後に深呼吸をして「それじゃあ」と続けた。
影山「とっとと通常運転に戻れバカヤローッ！！！」
日向「…あれ？い、今の
影山「はぁ？何の話だ。」
フン、と鼻息荒くして踵を返しこちらに戻ってきた影山。言いたいことが言えてスッキリしたような顔をしているが、正直言ってやりすぎだと思う。(震え)
この発言を聞いてさっきまで白い灰のようになっていた日向も色を取り戻した。
驚いた表情をした後に「今のがセーフなら何やらかしても大体大丈夫じゃねぇか！あのらっきょうヘッドびびらせやがって…！！」とぶつぶつ呟いているが、いや割といろいろやらかしてるから君は一回反省したほうがいいと思うな。
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雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさんこそ、こんなご時世ですのでお体にお気をつけてお過ごしください！お気遣いありがとうございます！ (2022年6月14日 22時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 雨智よゐさん» 頑張ってください…！ただ、頑張りすぎて体調崩したりしないように頑張ってください(？) (2022年6月14日 6時) (レス) id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» 暖かい応援コメントありがとうございます…！！これからも皆様のもとに面白さが届けれるよう頑張ります…。続編もよろしくお願いします！ (2022年6月14日 6時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玲さん» ありがとうございます〜！🎉こんなに長々と書いてしまっている作品を未だ読み続けてくださりありがとうございます…。玲さんこそ！体調にはお気をつけてお過ごしください！ (2022年6月14日 6時) (レス) @page49 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしています！更新頑張ってください！！ (2022年6月14日 5時) (レス) @page50 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年4月23日 0時
