己の力を知る ページ40
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田中「力でねじ伏せろってことだなァ！？」
日向「なんかそれ悪役っぽい…」
烏養「いいじゃねーか、悪役！��カラス��っつーのもなんか悪役っぽいしよぉ！！」
武田「烏養くん顔が怖いですよ！」
ベンチから投げかけられる烏養コーチの声で、みんなの顔つきがガラリと変わった。
田中は舌を出し目をかっぴらいて極悪人ヅラを晒し、月島は顎を引いて眉尻を下げながら薄く笑みを浮かべる。
隣の西谷も楽しそうに鼻頭を親指で払い、かくゆう僕も口角が僅かに上がる。
烏養コーチがコーチって面白いな。千鳥山の時のつまらない監督とは違って、考え方が無茶苦茶だし面白い。
烏養「下手くそな速攻もレシーブも、そこを力技でなんとかする！荒削りで不恰好な今のお前らの武器だ！！今持ってるお前らの武器ありったけで、攻めて、攻めて、攻めまくれ！！」
「「オス！！！」」
まるで僕らと同じ部員かのように、人一倍はしゃいで楽しそうに全力で応援してくれる烏養コーチ。
彼のエールに最初に答えたのは東峰先輩だ。音駒コートに突き刺さるかのような鋭いスパイクを皮切りに、月島がドシャット、田中のスパイクと点が重なる。23:22、負けているがあと少しだ。
試合も後半の後半、流石にここまでずっと様子を見ていたから次の攻撃がある程度読めるようになってきた。
貴「ツー！」
孤爪「！！」
日向「ハイ！」
トスを上げる直前少し左手が彷徨ったのを見て瞬時に日向に声をかける。どうやらこの読みも当たっていたようで、孤爪はボールに触る直前に目を見開きこちらを見た。
元々フェイントにしようとしていたのだろうが、そのままだと日向にブロックで止められると判断したのか瞬時に左手を拳にしてそのままプッシュ。
コート奥に押し込まれたが、難なく西谷が拾った。
日向が速攻を打つが向こうのリベロに拾われ、攻撃が返ってくる。今度はこちらに飛んできたボールを拾って……。
ラリーが終わらない。だんだんと心臓の音が大きくなってきているのを感じる。
すぐボール来るぞ、ポジション戻らなきゃ……と後衛ライトの守備位置へ走る。
しかし次にトスが上がったのは先程上がったレフトではなくバックライト。
すぐにレフトの位置から反対側のライトまで走ろうとするが…その時に足がもつれつんのめってしまい、出遅れてしまった。
やべ、と思った時には遅く、ボールはストレートキレキレのところへ打たれる。得点が音駒側に入った。
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雨智よゐ(プロフ) - あままさん» 返信大変遅れてしまい申し訳ありません。支援絵のみの作品を作成してもいいのですが、分けてしまうとそちらのページをわざわざ開かなくてはいけないという一手間が増えてしまいます。せっかくいただいた支援絵は読者の皆様に見せびらかしたいのが本音です！！！(全力) (2023年3月30日 19時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
あまま(プロフ) - 頑張ってください応援してます!あと､思ったのですが支援絵と本編別の投稿にはしないのですか? (2022年11月18日 21時) (レス) @page16 id: 4346a5f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - らっこ星人さん» わかりにくくて申し訳ありません…最後のページに記載している通り、パスワードは114514となっております！続編もよろしくお願いします！ (2022年10月2日 18時) (レス) @page50 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ星人(プロフ) - すみません、続編を読みたいとですがパスワードがわからないです。もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2022年10月2日 7時) (レス) id: 60908efb0f (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ただのバカですさん» 実際自分に小説更新を続けている意識があまりなく、漫画を読み返しているような気分で文字を綴っていますので、飽きる飽きないというのはあまり考えたことがありませんでした…。続編でもよろしくお願いします！！ (2022年9月27日 8時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年8月14日 8時
