【HQ!!】転トリ高校生は今日も推しを愛でる

我らが潔子さん ページ7

｢いいのかよ大地。貴重な部員だろ？っていうかチームとかって徐々になっていくもんだろ？｣



｢わかってる。が、｣



なんとも形容し難い顔をする大地さん。



すると、先程閉めたばかりの体育館の扉が開く。



そこにはな、な、なんと！我らが潔子さんがいるではありませんか！



きぃぃぃよこさぁぁぁぁん！！！！



｢潔子さん！お疲れ様です。お持ちします。｣



田中さんが駆け寄って行く。



｢いい自分で持っていくから。｣



冷静に返答する潔子さん。



もう女神じゃん！ね！ね！



｢潔子さん、今日も美しいっす！ガン無視興奮するっすぅぅ｣



スガさんが急いで扉をしめる。



あの顔見た時くっそ笑い転げたんだよね〜。



こちら側から見ることができないのが少し残念だ。



｢ああ、清水、いい所に。｣



と言って大地さんが私の紹介を始める。



｢今日からマネージャーをしてるれる、AAさんだ。｣



一瞬だが、潔子さんの目がキラッと輝いたような気がした。



｢本当？私、清水潔子。潔子でいいよ。これからよろしくね、Aちゃん。｣



『は、はいぃぃ！！よろしくお願いします！』



本物の潔子さんだぁぁぁぁ！



綺麗なおめめキラキラさせるとか可愛いかよ。



え？美し過ぎない？？



えぐいえぐい。目が。



｢じゃあ早速仕事を教えたいんだけど、いいかな？｣



『はい！大丈夫です。』



メモを用意してビシッと気を引き締める。



｢じゃあまずドリンクなんだけど…｣



と潔子さんによる説明を慎んで受けた。





｢｢おつかれっしたー！｣｣



練習が終わった。



練習が終われば天国しかない。



いや終わらなくても天国。



皆の汗がキラキラと輝きそれぞれ話してる光景とか桃源郷以外何者でもない。うん。



あ〜これからずっとマスク持参しようかな。



ニヤニヤが止まらない。今すぐニヤけたい。



天使の憩いを見ていると｢｢キャプテン！｣｣体育館の外から日向と影山の声が響き渡る。



｢勝負させて下さい！｣



｢俺たち対先輩たちとで！｣



田中さんが爆笑してる。



とまあ、あれよあれよと土曜日の3対3が決まり今日は解散となった。



あ！この件はちゃんとあったよ。



例のあれ。



田中さんが明日の朝練聞くやつ。



ここでもう田中さん大好きになるよねー！

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