【HQ!!】転トリ高校生は今日も推しを愛でる

可愛すぎる180cm ページ6

大地さん達が入口に向かう。



あーもう尊い。



よし、私は今から空気だ。



推したちの会話を見守るためスンッと真顔になる。



うわっ、スガさんと大地さんジャージのポケットに手突っ込んでる。可愛よ。



｢ちわっス。｣



真顔とか無理ゲーだったわ。



可愛すぎる180cm、飛雄ちゃんまじでギルティ。



あっという間にことが進み来ました教頭先生のターン、ドロー！



日向がレシーブしたボールが教頭先生の元へ。



教頭のヅラが飛んで行って、大地さんの頭にシンデレラフィット。



あのヅラは合いすぎてて大草原不可避。



大地さんは静かにヅラをとる。



｢澤村くんちょっといいかな。｣



教頭先生に呼び出された大地さんはすごい顔して出ていった。



『ブフッ…。』



やっぱ生で見るとものすっごく面白い。



今まで耐えた私を褒めてくれ。




｢なんかごめんね。えっと、大丈夫？｣



スガさん…あなたは天使か…。





いや、天使だった…。




こんな私に気を回してくださるとは…。



『大丈夫です！』



｢俺は3年で副主将の菅原孝支。皆にスガって呼ばれてるからそう呼んでくれて構わないよ。｣



知ってまーす！激辛大好きな可愛いスガさん！



『分かりました。私はAAです。Aって呼んでください。よろしくお願いします！』



バッと頭を下げる。



そんな感じて皆さんに自己紹介をしていき、皆とたわいも無い話をしていた。



相変わらず日向と影山は言い合ってたけど。



それ以上にね、私の心臓爆発するかと思った上、尊すぎて倒れそう…。



大地さんが帰って来た。



お咎めが無いことを報告し、



｢なぁ少し聞いて欲しいんだけどさ…。｣



と烏野のことを語る。





落ちた強豪。“飛べない烏”





そう呼ばれている事を。



｢俺はさ、お前らにお友達になれって言ってんじゃないのね。｣



大地さんの顔が一瞬にして変わる。



スガさんと田中さんも青ざめた顔で一歩外側へ逃げている状態だ。



日向と影山の肩を掴み体育館の外に連れて行く。



｢仲間割れした挙句チームに迷惑をかけるようなやつは…いらない！｣



日向の影山を体育館の外へ出し、入部届けを突き返す。



ヒィッ…こ、怖…。



｢互いがチームメイトたって自覚するまで部活には一切参加させない！｣



ガシャン！と体育館の扉を閉めた。

我らが潔子さん→←腕まくりしか勝たん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す