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私の上司は空を飛ぶ ページ8

Aside


真選組に入ってから1週間が経った。隊服も届き、仕事にも少しずつ慣れてきたある日・・・


土方「なぁ、A。近藤さん見なかったか?」


『近藤さん?・・・いや、見てないや』


土方「そうか。稽古中に失礼したな」


『いえいえ、お気になさらずー』


ココ最近、近藤さんが突然いなくなる事件が多発している。いつも夕方には帰ってくるが、何故かボロボロだし、急に発狂したりするし・・・


『近藤さん・・・頭大丈夫かな?』


やはり真選組は頭がおかしいのだとつくづく思う。そんなことを考えながら素振りをしていると何かを叩いてしまった


『あ、すみま・・・ってなんだ、総悟か』


沖田「ちょいと待ちなせェ。俺だと謝らねぇのか?」


『だって普通、素振りをしてる人の前を通る?』


沖田「俺はAが素振りしてる事に気づきやせんでした」


『嘘つけッ!!』


やはり、真選組にはろくな奴が居ないらしい


土方「コラァ!総悟ォォォ!!さっさと仕事しろォォォ!!!」


『仕事中だったんかい!』


沖田「分かりやしたよ・・・チッ」


土方「おい、今舌打ちしたか?」


沖田「する訳ないじゃないですかィ」


土方「・・・とりあえずAも総悟と一緒に近藤さんを探して来てくれ」


『はーーい』


沖田「・・・・・」


〜探索中〜


『なかなか見つからないなぁ。何か手がかりとか無いのかな・・・』


すると突然、総悟が何かひらめいたようだ


沖田「メガネの所の姐さんですかねェ」


『メガネ?姐さん?何言ってんの?』


沖田「いいからついてきなせェ」


ついていくと、そこには大きな道場がある家だった


沖田「お邪魔しやーす」


『ちょ、勝手に入ってもいいの!?・・・お、お邪魔します』


総悟の後に続いて門をくぐり抜けた次の瞬間、私に向かって人らしきものが飛んできた


『・・・はい?』


その飛んできたものを片手で掴み取る


『大丈夫ですか・・・って、あれ?近藤さんじゃないですか。はぁー、見つかって良かったです』


気絶している近藤さんを担ぎ、帰ろうとしたその時


?「今日こそ息の根を止めてやるからなァ!」


後ろから声がしたので振り返ると、無数の薙刀が私に向かって飛んできた


『えぇ!?なんてもん飛ばしてきてんだよ!』


私はそれを全て避ける。終わったと思いきや、また人らしきものが飛んできた


『また人かよォォォ!!』


避けきれず、そのままぶつかってしまった

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作者名:Sky | 作成日時:2020年5月23日 9時

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