任務遂行せよ ページ5
Aside
『どうも、鬼頭Aです。よろしくお願いします』
近藤「随分とお綺麗ですね！思わず見とれちゃいましたよ！！」
『そんなことないですよ！私なんて何処にでもいるような人間ですから』
そう言って作り笑いをする。私の存在を知る人は鬼兵隊以外には居ないけれど、面倒臭い事になるのは厄介なのでバレぬように明るく振舞う
近藤「それじゃあ、自己紹介としよう！俺は近藤勲だ。よろしくなAさん！」
沖田「俺は沖田総悟でさァ」
土方「・・・・・」
２人は自己紹介をしてくれたけれど、瞳孔が開ききっている人は何も言わず私を睨みつけている
近藤「トシ、どうした？」
土方「アンタ、俺と決闘しねぇか？」
近藤「おい、トシ！何を言ってるんだ！今日入ってきたばかりの子に戦えだなんて」
沖田「土方さん。そう言うのは良くないですぜェ」
土方「俺はコイツがどうも気に食わなくてな。この戦いで俺が負けたらおめェを認めてやる。けど、おめェが負けたらここから出ていってもらう。いいな？」
近藤「トシ！それはなんでもやりすぎd
土方「近藤さん、勝手に話を進めてすまねぇ。だけど、ここではっきりさせてぇんだ。どうだ？やるかやらないか、どっちだ」
『・・・面倒いけどそれで認めてもらえるなら、やってやろうじゃないの』
土方「よし、決まりだ。ついて来い」
近藤と沖田は心配いらなそうだが、土方という人はちょっと厄介な奴だ。警戒していかないと・・・
山崎「こ、これより副長とAさんの決闘を始めます！両者は準備をしてください！」
隊士「おいおいマジかよ！？副長も恐ろしいことするなぁ。あんな綺麗な子と殺り合うなんて」
隊士「あの子の顔に傷がついたらどうするんだよ！」
隊士「さすが鬼の副長だぜ・・・」
『・・・・・』
私は竹刀を持ち、気を集中させる
山崎「では、両者位置について！・・・始め！」
バシンッ
始まりの合図とともに土方が仕掛けてきた。さすが副長とだけあってかなり強い。けれど、私も負けてられない。こんな連中に負けるだなんて一生の恥！
『はっ！なかなかやるじゃない！』
土方「おめェもな！けど、ぜってぇ負けねぇ」
２人の戦いぶりに周りの人は口を開け呆然としていた
〜３０分後〜
『もうそろそろ終わりにしましょうか？』
土方「あぁ、そうだな。ならこれでしめーだ！」
突然スピードが早くなり、土方の竹刀が私の目の前に来ていた
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作者名：Sky | 作成日時：2020年5月23日 9時
