今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:1,138 hit
小｜中｜大｜
ーー【狼神 】
ソレは、獣の頂点に君臨する王であり神たるモノ。
善を護り、悪を滅する獣と言われている。
人の言葉を理解し、人と獣と心を通わせ、邪を払い、豊穣を与える獣神としてとある村にて祀られていた。
そんな狼神はある日、とある人の子の娘に恋をした。獣と人、神とそれに順ずる者、決して交わることも叶うこともない恋を狼神はしてしまった。
だが、恋焦がれる想いを押し込められず狼神はその娘に一目会いたく人の世へと降り立った。そうして、娘に出会い言葉を交わし何をするでもなくただ会い続けた。
⋯⋯けれど、声をかけ言葉を交わしてしまえばもう二度と会わぬと己の心には誓えなくなってしまった。
それは、娘も同様であった。娘もまた、狼神へと恋をしたのだ。人と神、それを知っても尚⋯⋯娘は、狼神と添い遂げたいと願った。
そうして暫くの後、二人は恋を実らせ目出度く夫婦となり子を授かった。人と神、人と獣の血を引く子。
それは、半人半神であり半人半獣である姿をして生まれてきた。
ーーそうして、その血脈は今も尚とある村にて刻々と受け継がれている。人と獣の姿をして。執筆状態：連載中
ーー【ソレは、獣の頂点に君臨する王であり神たるモノ。
善を護り、悪を滅する獣と言われている。
人の言葉を理解し、人と獣と心を通わせ、邪を払い、豊穣を与える獣神としてとある村にて祀られていた。
そんな狼神はある日、とある人の子の娘に恋をした。獣と人、神とそれに順ずる者、決して交わることも叶うこともない恋を狼神はしてしまった。
だが、恋焦がれる想いを押し込められず狼神はその娘に一目会いたく人の世へと降り立った。そうして、娘に出会い言葉を交わし何をするでもなくただ会い続けた。
⋯⋯けれど、声をかけ言葉を交わしてしまえばもう二度と会わぬと己の心には誓えなくなってしまった。
それは、娘も同様であった。娘もまた、狼神へと恋をしたのだ。人と神、それを知っても尚⋯⋯娘は、狼神と添い遂げたいと願った。
そうして暫くの後、二人は恋を実らせ目出度く夫婦となり子を授かった。人と神、人と獣の血を引く子。
それは、半人半神であり半人半獣である姿をして生まれてきた。
ーーそうして、その血脈は今も尚とある村にて刻々と受け継がれている。人と獣の姿をして。執筆状態：連載中
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千本桜 | 作成日時：2021年9月27日 21時
