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ーーその昔、私は多くを殺しました。正義という名の大義の元に。戦士と呼べる者は全てこの手で屠りました。


私には守りたいモノがあった。それは、自国で笑い合い平和を祈る人々。そして、幼く未来ある可愛くて愛しい子供たち。


故に、私は武器を取りそれを振るい続けました。我が祖国を脅かす侵略者たちを一人残らず殺し尽くし、いずれ来るであろう平和を望みながら。


けれど、祖国は戦が終わった瞬間。私を悪魔として、祖国の者たちの前で処刑しました。火で炙り、戦が起こったのも、祖国の為に命を落とした戦士たちが死んだのも⋯⋯全ては悪魔たる私が招いたことだと。


民たちはそう語る王族たちを信じず、最後まで私を助けようと藻掻いてくれた。嬉しかった、けれど反対に彼らも見せしめとして殺されてしまった。初めて、守るべき王族たちを心の底から憎んだ。


何故?どうして?彼らは守るべき民なのに。そうして、私は自ら処刑台へと登った。これ以上、愛しい彼らが無残に殺されるのは見ていられない。


ーーだから、私は最期の時まで笑いました。愛しい民へ、幼い子らへ、いと美しき風景の祖国へ。
"嗚呼、全てを愛しております。愛しき全てに口づけを"執筆状態:連載中




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作者名:千本桜 | 作成日時:2023年1月6日 0時

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