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ep.1 ページ3

〜Aside〜



ーー先日、久方振りに有希子さんからメールを貰った。メールの内容は、有希子さんの一人息子でありオレの弟のような存在である゛工藤新一゛が何らかの組織に巻き込まれ危険な状態にあるということ。


あまりに唐突な話もあり、驚きはしたがオレはそのメールの内容が嘘とは思えずすぐさま行動を起こし、新一が居るであろう日本に来日していた。



そんなオレは今、先程コンビニで買ったお茶を片手に自身の家へと足を向けていた。⋯⋯だが、それにしても。



貴「⋯⋯此処は、あまり変わらないな」



そう言い、少し曇った空を見上げながら辺りを見回す。今の季節は冬だが、オレが元々居たロシアよりも比較的服装は軽装に思える。

冬になると、ロシアはかなり夜が冷え込むため外出する際は厚手のコートとマフラー、それに加え耳当てとブーツが必須なのだ。ロシアは雪もかなり降り積もる国の為、冷えが尋常ではない。



その為、ロシアに住む人々は冬は勿論のこと、春や秋なども着込んでいる。夏は、日本と同じく暑くなることはあるが夜に冷え込むため気温差があるのだ。

気候の差で、かなり服装にも違いが出るため日本に来るとやはり違和感が拭えない。そんなオレも、ロシアに居た時よりもずっと軽い服を着ている。



黒のハイネックセーターに、白いズボン、白のコート。それも、まぁまぁ薄手のモノだ。だが、こんな軽装にも関わらず特に寒さは感じない。鍛えている、という事もあるだろうが⋯⋯。

そんな事を考えながら歩いていると、漸く見慣れた道に出る。そのまま、頭の中に残る記憶を頼りに歩くとオレの゛もう一つの家゛が現れた。



その家はかなり大きく、この家に来たのは随分と昔だったが綺麗に庭も屋敷も整えられていた。恐らく、両親が留守宅管理サービスの契約を切っていなかったのだろう。

オレも十中八九は、この国にほぼ永住することが決まっているからサービスの手続きも何とかしなければ。この家に住むのだから、サービスは必要なくなる。



ーーそう思いながら、オレは家の門扉を開けて中へと入って行った。

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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇‍♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (8月5日 22時) (レス) @page11 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - 更新待ってます (2022年5月24日 17時) (レス) @page8 id: f62cb80a4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千本桜 | 作成日時:2022年5月9日 17時

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