60 ー 隼 side ー ページ11
ー 隼 side ー
玲「じゃあなー」
楓「ちゃんと送ってあげなよー」
お店を出て、当たり前のようにAとセットで見送られる。
2人で駅に向かう道を歩き出す。
『報告する前にバレてたね』
「玲於とか鋭いもんな」
『私は隼の気持ちに全然気付いてなかったのになあ』
俺だって…
Aは玲於の事が好きだとずっと思ってたもん。
客観的に見たら簡単に出る答えも
好きだからこそ、不安とか色んな気持ちがフィルターをかけて見えなくなってしまう。
『バカみたいだね、私たち』
「ほんとな」
今だから笑って言える事。
昨日までは必死だった自分が、なんかかわいく思えたり。
俺もちょっとは大人になったな、としみじみ。
ふと左手が横を歩くAに触れて…
ドキッとする。
繋ぎたいなあ…
A側の手の居場所が定まらなくて落ち着かない。
あれ？
歩き方が分かんないぞ。
左に意識し過ぎて
足と手がおかしくなったり。
きっかけを探している間に
あっと言う間に駅について
反対方向の電車だから
ここでお別れ
なんだけど…
Aもちょっと寂しそう？
「家まで送るよ」
『別に…大丈夫』
また強がる…。
気づいたからね。
送るって言った瞬間
一瞬Aの顔がぱっと明るくなった事。
バカだなあ、俺
こんなに
Aの気持ちが伝わってくるのに…。
ほんと、俺は何を見ていたんだろ…
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あず(プロフ) - しゅうさん» コメントありがとうございます。不器用な隼くんを描くのは私も楽しかったので、また機会があれば描いてみたいと思います(^^) (2018年7月26日 23時) (
レス) id: 30ff9accf8 (このIDを非表示/違反報告)
しゅう(プロフ) - 隼くん。めっちゃ良かったです！不器用さにきゅんきゅんしました！隼くんの小説少ないので、ぜひもっと書いて下さい★ (2018年7月22日 19時) (レス) id: 9acbcf9b49 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - えりなさん» コメントありがとうございます。よろしければもう少しお付き合いください(^ ^) (2018年3月3日 1時) (レス) id: 7a47056526 (このIDを非表示/違反報告)
えりな(プロフ) - とても良かったですキュンキュンしました (2018年2月25日 19時) (レス) id: 7f525f8379 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - NaTsuKiさん» コメントありがとうございます。とっても嬉しいです(^^)後もう少しなのでお付き合い下さい。 (2018年2月24日 9時) (レス) id: 7a47056526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あず
| 作成日時：2017年3月18日 20時
