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見本、で思い出した入間はあの後、アメリのところに向かい

自分が読み聞かせをしている漫画“初恋メモリー”に花火の絵が乗っている本を貸してもらい



今……




「『「「おぉ〜」」』」



「これが花火かぁ!」


「このような書物初めて見ます!」


『一体どこから持ってきたの?』


「えーと…秘密…;」





「よし!

これを参考に実験を進めてみよか!」


「はい!」





入間が持ってきた漫画のおかげで花火作りは捗り、そして日も経っていき



ある日の夜



「点火!」


ヒュルルルルル


パァン…




「「「『できたー!』」」」



かなり小さくではあるが、ほとんど完成したも同然だ



「あとはこれを大きくすれば…」


「それは明日にしよか」

『クララ寝ちゃった』



芝生の上で気持ちよさそうに眠るクララ


それに気づいた入間たちは本日の実験は終わりにして


部屋に戻ることにした









「しかし

ほんま夢みたいやわぁ」


「え」


自分の布団を敷きながらしゃべるキリヲにキョトンとする入間


他方ではアスモデウスとAが眠るクララを運んでいる


師団(バトラ)に新入生が4人も入って

お泊まりして新しいもん作って


きっと披露(パーティ)も最高のものになるはずや…



ほんま ありがとうな


入間くん」



「…はい!」



キリヲの笑顔で和やかな空気が流れる中


着信音が響いた



「おっと


ごめんな

皆は先に休んどいて」


『あ、はい

おやすみなさい』


「うん、おやすみ〜」



〜〜〜〜



部屋から出たキリヲは

暗い道を1人歩いてようやく電話に出た



「はいてめぇかけたらワンコールで出ろっつったろボケメガネ!!



いつときかと同じ怒号が聞こえる



「や〜後輩たちと楽しく作業を…」


[うっせ知るか!

ちゃんと準備進んでんだろーな]


「勿論ですよぉ」


[いいか しくじるなよ


俺たちでその学校をぶっ壊すんだ]



電話の向こう側にいる彼


魔界の英傑である

雷皇(らいこう) バール】


は、そう言いながらニヤリと笑う



[サリバンは俺の助言(・・)で足止めされてる

しばらく学校(そこ)にら戻れねぇ


嵐を起こすなら 今だ



例の装置(・・・・)はいつでも使えるようにしとか


いけるな?]




「……はいな


すぐにでも」




そう笑うキリヲは、入間たちと一緒にいる時の彼とは

まるで別人だった

スキ魔→←準備する者たち



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作者名:R!N | 作成日時:2019年10月1日 0時

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