師団のお披露目 ページ14
本日のアブノーマルクラス
みんなそわそわしています
「……貴様ら
もう少し落ち着け;」
「だって!親が来るんですよ!」
カルエゴに言われるも、そわそわするのは止まない
「ドキドキするでござる!」
「うち両親来るんだ…」
「うち兄」
「うちはばあやが…」
「あらぁ」
「サブノックくんは?」
「フン 知らん」
それぞれがそんな反応を示していれば
「ハイハイ!うちも来るよ!」
大きく手を挙げアピールするクララ
「ダディとマミーとウーちゃんとキー坊とカンとシンシンとランランと…」
それを聞いて家族の顔を想像すれば
みんなしてうわぁ……となる
「あとねー」
『え、まだいるの?』
「当日ははなれてましょう」
「とにかく!親の前で恥を晒さん様、準備に励めアホども
泊まり作業を行う者は申請書を出せよ!」
それに返事をすると、みんなは自分たちが所属する師団へと向かった
〜〜〜
《魔具研究師団》
「入間様はやはり理事長が参観に?」
「うん
でも仕事?が忙しいみたいで;」
『まぁサリバン様だからね』
猫じゃらしのようなものでクララを大人しくさせながら言うA
「アズくんのところは?」
「あ うちは母が来ようとしているので全力で止めます」
「え…;」
「止めます」
にこやかに告げるアスモデウス
「ええっと…じゃぁAは?」
未だ笑顔を崩さないアスモデウスから視線を外しAに聞くと
『私のところは兄様が来るんだ〜』
こっちは嬉しそうな笑顔で返してきた
「お兄さんがくるんだ!
(Aのお兄さんってどんな人なんだろう…)」
「ええなぁー
懐かしいな
『キリヲ先輩』
「先輩の時はご両親が?」
「いやぁ親やのうて
僕の…まぁ保護者代わりみたいなお人でな
今でもよくアドバイスを…」
ペルルルルル
突然の携帯の着信音
どうやらキリヲの携帯からなっているようだ
「おっ
噂をすれば本人やわ
はいもしも…
てめぇさっさとワンコールで出ろ!このクソメガネ!!
はぁ…すんません
あまりにもうるさい怒号に耳がキーンとなる
「なっなんかすごい人だね…」
ピッ
「堪忍な
みんな準備行こか」
入間たち魔具研究師団は大きな荷台をゴロゴロと引きずり、向かう場所は……
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作者名:R!N | 作成日時:2019年10月1日 0時