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名前呼びになった訳 ページ20

ある日の学校…



『カルエゴ先生は人使いが荒いんだから…』



Aはカルエゴに授業で使う資料を運ぶようにと頼まれていた

なぜ彼女に頼んだのか、というのは


日頃のカルエゴに対する態度のせいだろう

ようするに、腹いせである



『……多すぎない?』



伝えられた場所に向かえば

そこには山積みになった資料が……




『(これを全部持ってくのは…ちょっと…)』



いくら魔術を駆使しても限界がある

彼女の体力を考えると
ここにあるもの全て運ぶのは無理だろう



『(何回かに分けてやるしかないよね…)』


「ム、多いなこれは」



『!?!?えっサブノックくん!?』


「?なんだ、そんなに驚いて」


普通に隣に現れた彼に動揺を隠せないA



『いや、なんでここにいるんですか?』


「あぁそうであった

己がヌシの手伝いに来たのだ!喜べ!」


ヌハハハハとよく分からない笑い声?をあげるサブロ

そんな彼にキョトンとした顔を向けていれば



「ヌシの体力を考えるとこの量を運ぶのは無理だとあの教師に判断された」

『……つまり、あの人は私が無理だと分かっていながら運ばせようとしたと……』


「そういうことになるな

そして己が手伝いをしてこいと言われたから


ここにいる」


『(あの使い魔先生ッ)』


彼がニヤリとバカにしたように笑っている姿が目に浮かぶ




『……はぁ

とりあえずやるしかないですね』


「そうだな


では己はこの分を運ぶ


ヌシはこれを運べ」



と、渡されたのは魔術を駆使せず自分で持てるほどの量だけ



『え……ちょっこれは少なすぎますよ

もうちょっと持てますから…』

「いいや、それだけでいい

あとは己が持っていく」


山積みの資料を一気に片手ずつ分けて持つ



『(…彼、こんな感じだったっけ?)』


最初出会った時の印象が入間をバカにした、というものであったがために

少々彼を遠ざけていたA



『…サブノックくん、なんか変わりましたね』


「…そうだな

魔王になるために位階(ランク)を上げることしか考えていなかった己に


入間(ライバル)が教えてくれたのだ」


『入間くんが……そっか

(やっぱり入間くんはすごいなぁ)』




その後、資料を運びながら話していた2人は意外と気が合い


Aがサブロに敬語をとり、名前呼びになるまで進展したことで


アスモデウスが不機嫌になったのは

また別の話

熱くなるのは君のせい→←スキ魔



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R!N(プロフ) - しーPーさん» コメントありがとうございます!13巻死ぬほど楽しみです!更新頑張ります! (2019年9月30日 18時) (レス) id: 5067a2983b (このIDを非表示/違反報告)
しーPー - 魔入りました!入間くん面白いですよね!大好きです!この小説も面白いので大好きです更新頑張ってください!続き楽しみにしてます!入間くんの13巻が楽しみですねぇ! (2019年9月30日 17時) (レス) id: 616c24bce5 (このIDを非表示/違反報告)
R!N(プロフ) - Lienさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年9月28日 21時) (レス) id: 5067a2983b (このIDを非表示/違反報告)
Lien - とりあえず好きです 更新頑張ってください!! (2019年9月28日 20時) (レス) id: 34f5cc6d0c (このIDを非表示/違反報告)
R!N(プロフ) - 冬架さん» コメントありがとうございます!漫画とてもいいですよね!更新頑張ります これからも応援よろしくお願いします! (2019年9月28日 8時) (レス) id: 5067a2983b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:R!N | 作成日時:2019年9月26日 23時

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