○ ページ8
あっ。
そーいえば、忘れてた。
『皆、食べたいモノ決まった？』
黒髪くんたち、お腹空かせてるんだった。
自己紹介とかしてる場合じゃねぇじゃん。
メニューを尋ねれば、さすがは中学生男子(推定)。口々にオーダーされるメニューはどれもボリュームたっぷりでガッツリ系だらけだ。
「俺、カレードリア。とシーフードピザ。」
「あ、僕も！」
「じゃあ…大盛りオムライスで。」
「俺はカルボナーラとクラブサンドかな。上杉は？」
「あー、和風パスタとサンドイッチ。」
「あ、それ美味そ。俺もそれ！」
よし、任せろ…っと、
『茶髪ちゃんは？』
茶髪ちゃん、まだ注文してなかったはず…
ちらりと様子を見れば、メニューを見てウンウンと唸っている。
どれも美味しそうだし、迷うよなぁ。仕方ない仕方ない。
『どれで悩んでんの？』
「えっと、パンケーキが美味しそうだけど量が多いから…、」
そう言って茶髪ちゃんが指したメニューは、生クリームと季節のフルーツが彩りよく飾られた、パンケーキの城だ。
あー、やっぱこれ量多い？
改良の余地アリだな、今度叔父さんに報告しとこう。
「私もカルボナーラにします。」
メニューから顔をあげて、茶髪ちゃんはそう言った。
んー、でも美味しそうって思ってくれたメニューは、食べさせてやりたいよなぁ。
……よし！
『いや、一回りちっちゃいパンケーキ焼いてやるからさ、それにしなよ。パンケーキがちっちゃい分、フルーツ増し増しのサビース付きで。』
我ながらナイス提案。
ニッと笑えば、茶髪ちゃんは目を真ん丸にして首を振った。
「えっ、わ、悪いです！」
『いーのいーの、茶髪ちゃんスペシャル。特別な？』
こーいうのは、お兄さんに甘えなさい！
つい、また頭を撫でてしまった。
ジトリと俺を睨む黒髪くんと眼鏡くんが目に入ったので、ついでに撫でておく。
…怒るなって。
茶髪ちゃん、妹感あって可愛いから撫でちまうんだよなぁ。何だったら、急に撫でられてアタフタする男子2人もカワイイ。皆カワイイかよ。
って…これ、セクハラだったり…する？
…うん、自重しよう。
ちょっと自分の行動を反省しつつ、叔父さんに事情をどう説明するかを考えながら俺はキッチンへ向かった。
「全部の行動が、さりげなくスマートすぎる。」
「悔しいけど…かっけぇ。」
そんな熱い称賛を受けていたなんて露知らず。
俺は、叔父さんに経緯を話しながら、パスタ茹でに励んでいた。
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ゆう。(プロフ) - 更新ありがとうございます！開成だったんですね！怪しい人から尊敬(？)できる先輩へ昇格したか！？ (7月27日 21時) (
レス) @page10 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう。(プロフ) - くまさん» あっ分かります。 (2023年3月20日 10時) (レス) id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - ゆう。さん» 何度もコメントありがとうございます、凄く励みになります。(ちなみに、私の中で夜凪くんはモテるけど友達止まり、みたいなイメージです。) (2023年3月17日 22時) (レス) id: c59cc54e7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう。(プロフ) - 更新ありがとうございます！！凪くん…まぢでモテそうw気長に更新待ってます！ (2023年3月16日 17時) (レス) @page9 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - ( ･´ｰ･｀)どやｗ＠ぐんぐんグルトさん» コメントありがとうございます。私も結構夜凪くんを気に入っていますので、推してくれて嬉しいです。更新頑張らせていただきます。 (2023年3月11日 14時) (レス) id: c59cc54e7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くま | 作成日時：2022年8月13日 8時
