actors' 9

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宮脇「えー、知らなかった。会いたかったのに！」













高橋「本当、タイミングが合わないよね〜。」












宮脇「忙しいのはありがたいことではあるんだけどね。













仲良い人との時間がなくなっちゃうのはちょっとなー。











…………あ、お互い、映画の撮影終わったらお疲れ様会しない？」















高橋「いいね！久しぶりにAちゃんの手料理食べたい！」














宮脇「確かに！前はお互い作り合ってたもんね。












お互いが共演した人とかも呼んでわいわいやりたいな。」













高橋「あー、みんなでわいわいやるのもいいんだけど……。」














宮脇「ん？」













高橋「Aちゃんと二人がいい、な……………。」












宮脇「そ、うっか。じゃあどっちもやろ！！」













高橋「うん！そうだね。それがいい。」












急に文哉くんの声のトーンが変わったと思ったらそんなことを言われて













びっくりして顔は真っ赤になってしまった。















あぁ、電話で良かった。顔見て話してたら顔赤いのバレバレだもん。













火照る顔を押さえながら、文哉くんと色々なことを話した。














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高橋「あ、そうだ。」













宮脇「ん、なに？」













高橋「映画で思い出したんだけど、『ただ、愛されたいだけだった。』って













原作の小説を元に脚本書かれてるんだよね？」












宮脇「うん、そうだよ。」














高橋「あの本結構話題になってたから読んだことあるんだけど、











その、………ベッドシーン多い、よね………？」













宮脇「え、？あぁ……………。」













確かに文哉くんの言う通り、ベッドシーンがある。













今回の映画は、私が出る映画にしては初めてR指定が付く。












樹さんが加わったことによって増えた台本には、














所謂、そういうシーンも結構存在している。










実際今までも何回かそういうシーンは撮ったことあるけど












これほど長いシーンをしかも何回もやるのは初めて。













樹さんも、そんなに演技の経験ないのにやるから













すごく緊張してる、と話していたっけ。

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