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田中「じゃあ、おやすみ。」
宮脇「はい、おやすみなさい。」
Pi
無機質な機械音によって、私と彼の繋がりは
呆気なく途切れてしまった。
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椎森和樹
美幸ちゃん、申し訳ないんだけどこれ引き取りにきてくれない?
唐突に和樹さんから画像付きで連絡が来たのは、
彼の連絡から数時間後のことだった。
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坂本「美幸ちゃん、本当にごめんね。
俺この後用事があるから、どうしようもなくて。
美幸ちゃん以外にこいつの知り合い知らないし…。」
宮脇「大丈夫ですよ。」
坂本「とりあえず、こいつの家の鍵渡しとくね。
しばらくしたら起きると思うから、自分で歩けると思う。
それまで俺は店の片付けとかしとくから、座ってて。」
宮脇「分かりました。」
和樹さんが裏に戻るのを見届けると、
ぐてんぐてんに酔っ払った彼の隣の椅子に座る。
田中「ぅう………。」
苦しそうに顔を顰めた彼は、寝心地が悪そうに身を捩らせた。
宮脇「…………何か、あったのかな。」
彼が唐突に電話をしてくることなんて、初めてだった。
私に連絡をしてくるなんて、よっぽどの何かあったのだろうか。
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坂本「ごめんね、お待たせ。おい、そろそろ起きろ。」
田中「……ゔゔん。………叔父さん。」
坂本「俺、もう行かなきゃだから美幸ちゃんに来てもらった。
美幸ちゃんに迷惑掛けんなよ。」
田中「………え。……………悪い。」
宮脇「私は大丈夫ですよ。体調大丈夫ですか?」
田中「さっきよりはましになった。まだ気持ち悪いけど。」
坂本「もう店閉めなきゃ行けないからさ、
ゆっくりでいいから歩けるか?」
田中「うん……大丈夫だと思う。」
宮脇「行きましょうか。」
田中「うん………。」
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杏奈(プロフ) - 澪さん» 丁寧に指摘して下さってありがとうございます!いろいろ誤字ってました、、。訂正して読みやすくなったと思います!ありがとうございます!! (11月27日 14時) (レス) id: 4894d8fb91 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが同じく ・ページ21のここの部分 あと少しで起きれる、というところでぐん、と何がに引っ張られる これ正しくは何かにではないんでしょうか? (11月26日 18時) (レス) @page21 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - また続けてのコメントですみません。。。 物語読んで気が付いたのですが。。。 ・ページ21のここの部分 昨日に自分の行動を褒めたいのと、がっついたことを これ正しくは昨日のではないのでしょうか? (11月26日 17時) (レス) @page21 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 続けてのコメントですみません(._.) 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 ・ページ13のここの台詞 宮脇「そっか、私、文哉くんにそんなふうに思ってたんだ…………。」 これ正しくはそんなふうに思われてたんだではないんでしょうか? (11月26日 17時) (レス) @page13 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 ・ページ9のここの台詞 高橋「あの本結構話題になってたから呼んだことあるんだけど、 これ正しくは読んだことあるんだけどではないんでしょうか? (11月26日 16時) (レス) @page9 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏奈 | 作成日時:2023年6月2日 13時