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田中「それじゃあ何?自分は不幸な人間なんですとか言い出すの?」
宮脇「普通の生活を送ってきたとは言い難いですね。」
田中「なるほど、わけありってわけだ。」
宮脇「そういうことにしておいてください。
人には誰しも、知られたくない秘密の一つや二つあるでしょう。」
田中「ま、それはそうだな。」
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坂本「はい!お待たせしました。お前はいつもので、
美幸ちゃんにはノンアルコールのカシオレ。
甘くて飲みやすいから、女の子好きだと思うよ。」
田中「ありがと。」
宮脇「ありがとう、ございます。いただきます。
…………おいし。私、この味好きです。美味しい。」
坂本「お、気に入ってくれたならよかった。
それ以外にも沢山おすすめあるから、
無くなったらまた声掛けてね〜。」
宮脇「ありがとうございます!」
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私たちは、たくさんのことを話した。
そのほとんどは、彼が話したことに対して
私が返事をするというものだったけど。
私が言った『わけあり』を気にしてくれたのか
プライベートまで突っ込んだ話はほとんどしなかった。
それでもお互いの考え方や何を大事にするかといった
彼の人となりがよく分かる話だった。
彼と話している時間はとても心地よかった。
変に気を遣わなくていいし、適度な距離感がある。
先程まで、ありとあらゆる個人情報を聞き出されていた身としては
それがとてもありがたかった。
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田中「よし、そろそろ帰るか。」
宮脇「そうですね。」
田中「叔父さん、お会計。」
坂本「今日はいいよ、とっときな。」
宮脇「え?でも……。」
坂本「こいつが誰かをここに連れてきたの、初めてなんだ。
美幸ちゃんさえ良ければ、仲良くしてやって。
お代はいらないからまたおいで。」
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杏奈(プロフ) - 澪さん» 丁寧に指摘して下さってありがとうございます!いろいろ誤字ってました、、。訂正して読みやすくなったと思います!ありがとうございます!! (11月27日 14時) (レス) id: 4894d8fb91 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが同じく ・ページ21のここの部分 あと少しで起きれる、というところでぐん、と何がに引っ張られる これ正しくは何かにではないんでしょうか? (11月26日 18時) (レス) @page21 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - また続けてのコメントですみません。。。 物語読んで気が付いたのですが。。。 ・ページ21のここの部分 昨日に自分の行動を褒めたいのと、がっついたことを これ正しくは昨日のではないのでしょうか? (11月26日 17時) (レス) @page21 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 続けてのコメントですみません(._.) 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 ・ページ13のここの台詞 宮脇「そっか、私、文哉くんにそんなふうに思ってたんだ…………。」 これ正しくはそんなふうに思われてたんだではないんでしょうか? (11月26日 17時) (レス) @page13 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 ・ページ9のここの台詞 高橋「あの本結構話題になってたから呼んだことあるんだけど、 これ正しくは読んだことあるんだけどではないんでしょうか? (11月26日 16時) (レス) @page9 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏奈 | 作成日時:2023年6月2日 13時