検索窓
今日:4 hit、昨日:64 hit、合計:44,987 hit

. ページ26

志摩のその言葉に柳澤は、朗らかに微笑んだ。











藤原「玲ちゃんのご家族に言うのは少し恥ずかしいですけど















………………玲ちゃんに初めてお会いしたときに、














年甲斐もなく一目惚れしてしまったんです。」














星野「…………は、」












藤原「どうしても彼女に振り向いてほしかった。










彼女に振り向いてもらうために、受け入れてもらうために












彼女にアートを捧げようと思いました。それが理由です。












とうとう僕の作品が完成することになったので、













玲ちゃんを迎えにきた、というわけです。」













綾野「お前、何言ってんのか分かってんのか?」















藤原「はい、よく分かっていますよ。」













綾野「ただの快楽殺人を、玲ちゃんのせいにするな!」













藤原「…………刑事さんは、僕の芸術作品を、
















……………ただの、快楽殺人だと思っているんですか?」













綾野「…………………あぁ、お前の芸術なんて分かりたくもないね。」












藤原「刑事さんは芸術的センスが欠けているのかもしれませんね。














僕のアート作品は全て完璧で、美しい。
















………………あぁ、そういえば、まだ全てをお見せしてませんでしたね。」













柳澤はそういうと、倉庫内の照明を全て付けた。













倉庫全体が明るくなって、それが階下に居る三人の目の前に現れた。











水上「…………っ、なんだこれっ…………!」











三人が目にしたのは、紫色の蝶のような翅が描かれた














巨大な壁の中心に座り込む、九十九の姿だった。











星野「っ、玲!!」













九十九の背中は真っ紫な壁。















両親の事件以降、紫色にトラウマがある彼女が











この状態のまま九十九が目を開けてしまうと、













フラッシュバックを起こしてしまうことは明白だった。














星野「この前の博物館館長の事件もお前か。」












藤原「本当に発作が起きるのか、試したくて。













彼女の発作も僕の作品が原因だったとか。













僕の作品が彼女の一部になっているって嬉しいですよね。」

.→←MIU404season2-10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
148人がお気に入り
設定タグ:女優 , 俳優
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

杏奈(プロフ) - 澪さん» 丁寧に指摘して下さってありがとうございます!いろいろ誤字ってました、、。訂正して読みやすくなったと思います!ありがとうございます!! (11月27日 14時) (レス) id: 4894d8fb91 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが同じく ・ページ21のここの部分 あと少しで起きれる、というところでぐん、と何がに引っ張られる これ正しくは何かにではないんでしょうか? (11月26日 18時) (レス) @page21 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません。。。 物語読んで気が付いたのですが。。。 ・ページ21のここの部分 昨日に自分の行動を褒めたいのと、がっついたことを これ正しくは昨日のではないのでしょうか? (11月26日 17時) (レス) @page21 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません(._.) 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 ・ページ13のここの台詞 宮脇「そっか、私、文哉くんにそんなふうに思ってたんだ…………。」 これ正しくはそんなふうに思われてたんだではないんでしょうか? (11月26日 17時) (レス) @page13 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
- 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 ・ページ9のここの台詞 高橋「あの本結構話題になってたから呼んだことあるんだけど、 これ正しくは読んだことあるんだけどではないんでしょうか? (11月26日 16時) (レス) @page9 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:杏奈 | 作成日時:2023年6月2日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。