17 ページ18
お風呂を借りて、髪の毛を乾かした。
下着は……そのままで、パジャマはさとみくんから借りた物だ。
借りたパジャマは大きくて、ほのかに知らない男の人の匂いがした。でも、これが今のさとみくんの匂いなんだろう。
私より小さかった彼が、私の知らないところでぐんぐん背が伸びて、ぐんぐん大きくなって。
もどかしいような、切ないような気持ちになった。
「おいで、こっち」
さとみくんが、ベッドの空いている部分をぽんぽん、と叩いてこっちに来るよう指示する。
「まさか一緒に寝るの……」
「当たり前だろ、ベッド1つしかないんだから。それとも、俺にはソファーで寝ろってか？」
「う〜……はいはい………」
渋々ベッドに入ると、さとみくんはクスクスと笑いだした。
「なんかさ、昔もこんなことしたよなあって……急に思い出しちゃってさ。」
「そういえば、よくお泊まり会したよねぇ……」
さとみくんの言葉で、懐かしい記憶たちが蘇る。
たしか初めてさとみくんの家にお泊まりした時は、家族が恋しくなって泣きながら家に帰ったっけ。
「…………A、変なこと考えてただろ。」
さとみくんが寝転んで頬杖をついて、こっちを見ながらニヤニヤと笑う。
それは完全に図星で、思わずギクリとなる。
…でも。
「……さ、さとみくんのばかぁ！！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫月まろ。＠ばか同盟。相方:めんたいこ。(プロフ) - .ﾟ+.(´∀｀*).+ﾟ.さん» 何度もすいません。こちらこそ素敵な作品をホントにありがとうございました！ (11月29日 15時) (
レス) @page42 id: 9c4501d397 (このIDを非表示/違反報告)
.ﾟ+.(´∀｀*).+ﾟ.(プロフ) - 紫月まろ。＠ばか同盟。相方:めんたいこ。さん» はい！これにて完結です((*_ _)最後まで読んで頂き本当にありがとうございました！( / ̫ т )♡ (11月29日 15時) (レス) id: e54488fe51 (このIDを非表示/違反報告)
紫月まろ。＠ばか同盟。相方:めんたいこ。(プロフ) - ホントの完結、ですかね？前の最後も良かったですが『？？？』の方もすごく良かったです！ありがとうございました！ (11月29日 15時) (レス) @page44 id: 9c4501d397 (このIDを非表示/違反報告)
紫月まろ。＠ばか同盟。相方:めんたいこ。(プロフ) - .ﾟ+.(´∀｀*).+ﾟ.さん» いえいえ。作品完結おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。楽しませて読ませていただきました。もう1度読んできます！ (11月27日 20時) (レス) id: 9c4501d397 (このIDを非表示/違反報告)
.ﾟ+.(´∀｀*).+ﾟ.(プロフ) - りいさん» コメ返遅れて申し訳ありません！m(__)mいつも読んでいただきありがとうございます！嬉しいです(ᐡ o̴̶̷̥᷄ ̫ o̴̶̷̥᷅ ᐡ) (11月27日 18時) (レス) id: e54488fe51 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：.ﾟ+.(´∀｀*).+ﾟ. | 作成日時：2023年5月16日 23時
