××フレンド (ページ13)

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｢もしもしぃ〜？｣

完全に寝起きだろってくらいのゆるい声で返事かかえってくる

｢もしもし、あのさ。お願い、あるんだけど｣

｢え、やだ｣

｢まだなんも言ってないんだけど！！｣

｢いやだって面倒くさそう…｣

｢薄情者、、、｣

電話越しにゆるい笑い声が聞こえてきて
なんとなく安心する

｢で、なに？｣

｢あの、暫くの間家泊めてくれない？｣

｢あー、それくらいならいいよ。お前の荷物置きっぱだし｣

｢ほんと！？ありがとっ、彼方！｣

私が出した結論は暫く家に帰らないこと

私の住んでるマンションの近くのマンションに幼馴染である一ノ瀬彼方。歌い手のそらるが住んでいる

訳あって前まで居候させてもらってたし、今でもたまに泊まることがあるからかすぐに了承を得られた

｢今日もうくる？｣

｢うん。今すぐ行く〜。｣

｢りょーかい、飯頼むわ｣

｢うん、任せて｣

泊まるところは見つかったし
あとは神崎さんにバレないように外に出るだけ

結局裏門をよじ登って脱出し、彼方の家に向かった

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