【黒バス】これが私達のバスケだ Part3

第134Q ページ43

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日向「火神、お前なあ」

火神「だって本気にするとは…。いつものコイツなら突っかかってくると…」

リコ「なあに言ってんの！女の子が好きな人に振られて飄々としてるわけないでしょ！強がれるのはその人の前だけよ」

『…………アップ、しませんか？』








人の恋愛話、しかも振られた話をしないでもらいたい

これでも結構傷ついてるから







リコ「AもAよ。これから試合があるんだから緊張感を持ちなさい」

『はい。すみませんでした』







深呼吸をして気持ちを切り替える

皆がアップしているなか、私は両手でバチンと頬を思いきり叩く

私情を挟むな

今はこれからの試合に集中








『静かですね』

リコ「ええ」








アップの時間も終わるという所で黄瀬が「ヘイ！」と言ってそっちに目を向けると豪快なダンクを見せつけられる

宣戦布告だとか言って

そして日向先輩は大我にやり返せとボールを渡す

皆、ギラギラしてる

大丈夫だ

いよいよ海常との試合が始まった

開始早々、テツは必殺技を二連続で先制点をとる

DFに戻る時、ボールはネットをくぐった








『完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)……』








先制して逃げ切るのが理想だったウチにとって最悪だ

それに紫原のコピーでテツの幻影の(ファントム)シュートが止められてしまった

完全無欠の模倣の制限時間が5分だとしたら3分使って残り2分







『皆、急ぎすぎて回りが見えてませんね』

リコ「メンバーチェンジ。出番よ、降旗君」









伊月先輩とフリが交代

なるほど、そういう事か








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