第132Q ページ41
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私に背中を向けて立っている征
振り向いた征の目には早くしろと言わんばかりの冷たい視線
『えっと……』
いざ、二人になって何を言えばいいか分からない
考えていた言葉が頭からすっぽり抜けてしまって乾いた息しか出てこなくなってくる
赤司「早くしてくれないか」
『……ねえ、覚えてる?小学生の時、私の髪を褒めてくれた日のこと』
赤司「それがどうした。そんな話をするために僕は呼ばれたのか」
言葉は冷たいけど覚えてくれてた
なんか、落ち着いてきたかも
『征と話がしたかったから』
赤司「………」
『私は征が大好き。
幼馴染としても、それに、』
赤司「くだらない」
『え…』
赤司「くだらないと言っている。聞こえなかったのか。藍川、君が何を言おうと僕の考えは変わらない。僕は、君の手に余る」
それ、どういう事…
私が呆然としていると一瞬だけど悲しそうに笑った気がした
それは、本当に微かな笑みできっと私以外は誰も気付かない
中へと入っていく征に私は声をかける事ができなかった
『手に、余る……?』
征はどんな意味を込めてこの言葉を言ったの
私は一足遅れて皆の所に戻ると心配そうにしてるテツに『大丈夫だから』と言って征に目を向ける
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ゆき(プロフ) - 更新頑張ってください! (2016年9月19日 16時) (レス) id: df5536a7a7 (このIDを非表示/違反報告)
来希(プロフ) - 千里さん» はい!頑張ります!青峰のかっこよさを分かってくれる人がたくさんいてくれて嬉しいです! (2016年8月24日 20時) (レス) id: 60f7ab75e8 (このIDを非表示/違反報告)
千里(プロフ) - 青峰かっこいいですよね!次の更新も楽しみにしてます♪がんばってください (2016年8月24日 18時) (レス) id: ed9a0ff98c (このIDを非表示/違反報告)
来希(プロフ) - ミニさん» 待たせてしまいすみま せん!今日中か明日中には更新します!!新鮮ですか?もしそうなら良かったです! (2016年8月23日 11時) (レス) id: 60f7ab75e8 (このIDを非表示/違反報告)
ミニ(プロフ) - 次の更新いつですか??続きが気になってしょうがないです!あと、火神が照れるのってなんか新鮮?みたいな感じでいいですね! (2016年8月23日 6時) (レス) id: 78e0850822 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来希 | 作成日時:2016年7月25日 22時