【黒バス】これが私達のバスケだ Part3

第116Q ページ25

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お互いに体を離す

私達の顔は寒さで赤くなってるだけじゃない

恥ずかしさやドキドキで顔に熱が集まってる









青峰「これで、最後だ。だから、お前を送るまででいい。俺は、Aが欲しい」

『なんで……そういう事、言うかなぁ………』









私だって、本当は青峰と前みたいに楽しく付き合いたいと思う

だけど、今は、私の頭の中は青峰だけじゃない

もう一人、ずっとちらついてしょうがない

それでも、本当の本当に最後だから、私は青峰と一緒に…









青峰「いいって顔してんな」

『最後、だから』

青峰「ああ。分かってる」









そっと私の頬に手を添え、伏し目がちに近づいてくる、私の大好きな人の顔

私はゆっくりと目を閉じて、まもなく、唇に当たる、柔らかくて温かいもの

あの時のキスは嫌だった

だけど、想いが通じあったキスがこんなに気持ちよくて、心地いいものなんて久々だ









『……キス魔』

青峰「受け入れてる奴が言ってんじゃねえよ」

『うるさい』

青峰「あ〜、やっぱ足りねえわ」

『はあ！？最後って』

青峰「送るまで、だろ？」

『それ、ずる、んっ……』









二回目のキスはさっきよりも断然長くて、息が続かず、青峰にその事を訴えるように合図を送るが聞いてくれない

頭を押さえられ逃げる事が出来なくて、貪りつくような青峰のキスにドキドキが加速していく









『青、峰…』

青峰「あ、悪い」









そう言って離してくれた

優しい所は全然変わってない

手を差し出されて、それを握れば強く握り返される

そして、他には何も言わずそのまま家に帰った









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