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タイヨウかイカズチか ページ11

「なるほど、北斗は家事が得意だからそれをやるだけで家賃に食費、水道電気ガス代もタダで住める。
彼はお金は全部持つけどその分苦手な家事を北斗がやってくれるから生活が楽になる、ってことか。

なんかイイね!それ!win-winじゃん!!」

説明を終えた後高地の口から出てきた言葉は俺が想像していたよりもあっけらかんとしたものだった。


「ねぇ、俺が隠し事っていうか、ずっと言わなかったトモダチのこととかはノータッチなの?」

「もしかして、俺に隠し事はなし!って前に北斗に言ったこと気にしてる?

隠し事なんて誰にでもあるだろ。北斗がそこまで純粋無垢だと思わなかったからつい言っちゃったんだ(笑)

そんなことで離れていかないから。だから、言いたいことを言いたいときに話してくれればいいよ。俺はいつだって北斗の友達だよ。」


「それ聞いて尚更後悔してるわ、ホント俺疑い深いにも程があるよな。こーちをどこか信じ切れてなかった過去自分を殴りたい…」


「ヤメロヤメロ!(笑)」


俺はいつもこの人に助けられてる。

ルームシェアするとは言ったものの、俺から離れていくのに俺が高地離れできるかどうか不安になってきてしまった。


「まぁ、なんかあったらいつでも俺んちに来なさいよ。俺なんだかんだで北斗の作るつまみが一番好きだからさ。」


あぁ、まただ。心を先読みされるかのように俺の不安を掻き消す言葉をかけてくれる。


高地は俺の太陽だなぁ、なんて。






「でも一つ聞かせて、

なんでその人の話をする時、北斗悲しそうな顔をしてるの?

俺は北斗にいつでも笑っててほしいよ。だからもしなにかあるなら少しでいいから、俺に話してみない?」



俺自身も気付きたくなかった核心に触れてくるぐらい、熱すぎる太陽。

この場合は、ジッとりと降り注ぎ心を濡らし癒してくれる雨と一瞬で闇夜に突き刺すように閃光の如く空を裂く雷の方が正しいかもしれない。









________________________


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しば

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しば(プロフ) - ぽんさん» 報告ありがとうございます!以後気をつけます!また何かありましたらコメントお願いします^ ^ (2020年9月22日 0時) (レス) id: 4f2125b82d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しば | 作成日時:2020年9月21日 23時

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