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遅刻の代償 ページ10





慌てて外に飛び出して駅に向かうまでに思ったこと


一つ目は、やっぱり芸能人なんだなってこと。

今まで見たことのないくらい大きくて、マンションの外観こそシンプルだが逆にシンプルだからこそ高級に見えてしまう。

二つ目は、高地ちゃんと起きてるかなということ。

遅刻してる俺が心配できることじゃないけど頭は意外にもクリアなもんで気づいたらこんなことを考えていた。


三つ目は、大我にあの歌のことを聞きそびれたこと。

まぁ、でもこれからシェアハウスするわけだし、おいおい聞けばいいか〜

今思うと5人で俺の部屋呑みとかはもうできなくなるのかな…俺結構ヤバイ契約を結んじゃったよな?って今更だけど。彼は悪い人ではないからなんとかなるだろう

…なんて呑気なことを考えながら大学までの道を辿る。



「ごめ、席ありがと」

「ホントだよ!まぁ俺も遅刻はよくするし今回は駅前のメロンパン一個で許してやるよ!(笑)」

「わかったよ、しょうがねぇなぁ」

「それにしても北斗が寝坊って珍しいな?昨日そんな飲んだっけ?」

昨日のお酒に負けずちゃんと起きて1限から出席し、俺の分の席を取ってくれていた高地の隣に座って早々尋問が始まった。

「たしかにいつもよりは飲んだ、かな。でも今日はそれが理由じゃなくてさ…」

「何、どうしたの?」


話すべきか、どうするべきか。迷ったけど俺の一番の理解者である高地にはいつか話さなければならないだろう、と思いあくまで軽いノリで、変に捉えられないように口を割ることにした。



「俺、ある人とルームシェアすることになったの」



「ふ〜ん


って、、エーーーーーーーーーー!??!!」




「まぁ驚くよね、順を追って説明するよ。」



遅刻の代償というべきか。
今まで誰にも話さず固く心に閉ざしていたもの全てを高地に打ち明けることにした。トモダチのこともあのウタのことも昨日あったばかりの大我のこともそして、彼に拾われて住まわせてもらうことになったことも全て。

タイヨウかイカズチか→←kyomo



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設定タグ:SixTONES , 松村北斗 , 京本大我
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しば(プロフ) - ぽんさん» 報告ありがとうございます!以後気をつけます!また何かありましたらコメントお願いします^ ^ (2020年9月22日 0時) (レス) id: 4f2125b82d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しば | 作成日時:2020年9月21日 23時

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