【伏黒甚爾】師匠に呪いをかけました。【呪術廻戦】

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｢っ……ハッ！ええ姿になっとるやん、甚爾クン｣

｢…｣

『ありがとう甚爾さん、もういいよ』


しかし一向に帰る気配がない、ここで呼んだのは不味かったか？いつものように大人しく帰ってくれるものだと思ってたから見誤ったかも。


『甚爾さん、今は帰って。お願い(・・・)』

｢…ﾁｯ｣


え、今舌打ち……

甚爾さんはどこか不服そうな表情をして消えていった。

まぁ帰ってくれるなら……いいか、とりあえず目の前の直哉にもう一度捕まらないようにさっさと禪院家から飛び出してしまおう。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢なんなん…アイツ｣

＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢A！｣

『！……あぁ、真希ちゃん』


真希ちゃんは、甚爾さんと似て呪力が無く呪霊も見えないらしい。別に甚爾さんに似ているからとか関係なく普通に可愛くて、よく話しかけてくれるから仲良くしてるだけ。


｢もう帰るのか？｣

『うん、しばらく会えないと思うけど、次会った時は遊ぼうね』

｢うん！｣


真希ちゃんにバイバイと手を振って、家に帰る。

きっと家に着いたら、殴られるんだろうなぁ、嫌だ嫌だと思いながら歩く。


『あ、甚爾さん、私が家の人に殴られても出てきたらダメだからね、他の呪魂達も。』


これは以前の話になるが、甚爾さんが呪霊になる前、私が家の人間に暴力を振るわれた時、呪魂が暴走して私を殴った人間を半殺しにしたことがある。

それに今回に関しては、してやったりのため、殴られた所で私的にはノーダメなのだ。


『あ〜、楽しみ』

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