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『あれ、五条帰ってなかったんだ』
「僕も食べてってもいい?」
『ぅぇ!?え、あ、うん、いいよ』
五条の口調が変、それに僕ってなによ僕って。……まぁいいや、変えようとしてるんだったら変につっこまない方がいいだろうし。
とりあえず買ってきた材料で料理を作り終える。
食卓にご飯を並べると、津美紀ちゃんは嬉しそうにし、恵くんは五条を見て少し嫌そうにしている。
『そうだ、恵くん津美紀ちゃん。
彼は私の同級生の五条悟。私じゃ見れきれない家の事とか彼にお願いすることあるから、悟さん?いや五条さんって呼んであげてね。
一応説明するけど、伏黒恵くんと津美紀ちゃん。』
津美紀ちゃんは、素直によろしくね五条さん!と笑っている、恵くんは少しムスッとしながらよろしく、と小さく言っていた。
隣に座った五条もよろしくね〜と笑っている。
すると津美紀ちゃんが、私と五条の顔を交互に見始める。
「…Aお姉さんと五条さんってお付き合いしてるの?」
『ブッ……いや、してないよ。私は別の人と結婚する予定があったし、彼は彼で許嫁とか居ると……居るの?』
「いや、居ないけど。そういう話断ってるから。」
「ふーん、私達の面倒を二人が見てくれるんだったら、お付き合いしてると思ったのに」
「…津美紀」
あははと軽く笑う。
津美紀ちゃんに言われて思ったが、私は恋愛という恋愛を初恋ぐらいしか経験したことが無いのだ。
まぁ、その初恋も実らなかったわけなのだが。
『私は好きな人がいないからね』
「えー!お姉さん勿体無い。美人さんなのに!」
『ありがとうね津美紀ちゃん』
それに、私は誰かを置いていく側になりたくない。
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七巳流 - 答えられないのだが、パスワード教えてくれ。 (2022年7月16日 12時) (レス) @page33 id: 5347ef430e (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 完結おめでとうございます。素敵な小説でした。次の作品「10譛?1譌・19譎よク玖ーキ-繝上Ο繧ヲ繧」繝ウ」のパスワードを教えてください。 (2021年7月14日 7時) (レス) id: be99c0bfdf (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 完結の後話も甚爾さんと夢主さん絡みの事なのでしょか? 見れないですもっともっと出来れば二人の事見ていたいです (2021年7月13日 1時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 悲しい所もあるけど甚爾さん達の所もっともっと続きが見たい甚爾さんと五条さん絡みも (2021年4月29日 1時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - マリアさん» コメントありがとうございます!甚爾さんの話書きたすぎてこじれた結果がこの作品です……のんびりゆっくり更新しますので気長に待ってもらえれば嬉しいです…… (2021年4月4日 12時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杜若 | 作成日時:2021年4月3日 9時