今日:139 hit、昨日:99 hit、合計:161,383 hit
小|中|大
◆24 ページ35
全中二日目、緑間はAから預かった差し入れ片手に控え室に戻って行った。控え室に入るとまず虹村にどこに行っていたと尋ねられたため、紙袋を前に出し「差し入れを貰ってきました」と虹村に差し出した。
「レモンのはちみつ漬け?にしてはなんか固まってんな」
「食べやすいようにゼラチンで固めてあると」
すると、紫原、青峰がレモンのはちみつ漬けに対し視線を向ける。虹村は、食うとしても試合してからだと紙袋に閉まっていた。
「それにしても誰からの差し入れだ?彼女か?」
大牟田からですと、答えると虹村は声を上げる。そして、少し震えながら自分の携帯を見てさらに怒っていた。
「……なんで、俺に連絡しないんだ、アイツ。」
「ふぅん、アイツ料理出来んのか」
「大ちんのレモンのはちみつ漬け食べたーい。」
試合前の緊張が少しほぐれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
175人がお気に入り
175人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:杜若 | 作成日時:2020年8月20日 20時