友人編12 ページ46
｢えーと…なんで自分が絹川さんと食事を……｣
｢Aが誘えなかったから！！それに今回の話は九重くんの話なんだから！｣
富田林は絹川から連絡があり一緒に食事をしに来た。しかし、彼女と一体一で話す事などあまりなく困惑していた。
｢あ、Aなら『今日は固定主とオフ会だから〜！』とウキウキしながら外出して行ったわ｣
｢固定主…？オフ会…？ちょ、ちょっと聞いてないんだけど！？固定ってあれでしょ、FF14の、私も固定メンバーなんだけど！？｣
｢え、そうなんや…確かに女性ばっかとは聞いとったけど｣
目の前の彼女は、｢私はAに固定に誘われた側だから仕方ないのかもだけど｣と目の前の皿に乗っている食べ物を箸でつついている。
｢って違う！本題！九重くんの事！｣
雛子は以前九重と二人で食事に行った時の事を話した、それを聞いた富田林はなんとも言えない表情を浮かべてしまった。
｢ヘタレやなぁ……謙二のやつ｣
｢でしょ！びっくりしちゃった！それから何も無いし……はぁ……｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『……あのー、謙二くん……お話とは』
｢どうすればいい｣
略
告白の下積みをしようとしたら、告白出来る段階だった件。
ちなみにAは、固定主と話を合わせてもらい今日オフ会という事にして、九重と二人で食事に来ていた。九重と二人で食事と言うと富田林が若干機嫌が悪くなるため、それを防ぐ理由なのである。
『そりゃもうガツンと言えばいいのよ』
｢ガツン…か｣
『下積み必要なさそうなら尚更だよ
雛子には思いをそのまま伝えるのが一番効くよ』
｢……案外屯を馬鹿にできないな｣
『フフ、謙二くんなら大丈夫だよ』
そして二人で食事を続け、酒を嗜みながら時間はすぎていき、店の前で解散する事になった。Aは、帰りに寄りたい店があるから、と言ってそさくさと帰って行った。
九重も特に用は無いので、自分の家へと帰えっていた
その時だった。
聞き覚えのある声が二つ耳に入ってきた。
一つは…いや二つとも先程食事中に出た名前の持ち主だった。
｢……何をしてる｣
｢！謙二ぃ……｣
｢こ、ここのえくん…？｣
不味いと顔をする富田林が座っているベンチの横には、泣いたのだろうか、目元が真っ赤になって手にはハンカチが握られていた。
｢……あっちの方にAが居たゾ、一人で歩いてた｣
｢ｴｯ!?一人で！？ちょ……謙二！絹川さん頼むわ｣
｢早く行け追いつけないゾ｣
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杜若(プロフ) - ピッピ168号さん» コメントありがとうございます！自分があまり書かない雰囲気の作品になりましたのでそう言って頂けると私も嬉しいです！ あぁぁぁ！！！ありがとうございます！！訂正しました！！(ｵﾊｽﾞｶｼ……) (2023年3月26日 10時) (
レス) id: 1e35a74cef (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - なんやこれてぇてぇ。夢主ちゃんたちと分かり合える気しかしないんですが。こういうてぇてぇ夢主ちゃんを書くことのできる作者さんには尊敬の念しかありません。あと、「渡し合っている」が「私あっている」になってますよ！ (2023年3月26日 10時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - あおあおさん» コメントありがとうございます！私も14プレイヤーなので少しだけ絡めようかなって思って最後の最後になりましたが絡めさせて頂きました笑 (2023年3月26日 9時) (レス) id: 1e35a74cef (このIDを非表示/違反報告)
あおあお - tnさん落ちのリアルパロなので頭の片隅にはありましたが、１4 の固定とかの話がでてめちゃくちゃ「わ...！わ..っわ..！」ってなりました笑 歓喜 笑 一気に親近感沸いたぞ、夢主ちゃん...！！ （1４ だいすきです、ありがとうございます...） (2023年3月26日 1時) (レス) @page47 id: 08b06233b1 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - 瑠璃色さん» コメントありがとうございます！この作品は自分の中でも満足が行く作品になりました。見てくださってありがとうございます。 (2020年4月26日 6時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2020年4月5日 0時
