31ピース ページ6
郁人は今大学生。聞いてもいないのに、一浪して今3年生だと教えてくれた。
「高校ん時遊びすぎてさぁ〜。でもちゃんと勉強はしたぜ? だからキツかったんだよ。
たつはもう、この店継ぐって決まってたからのんびりしてて。宏光は高校来なかったしさ」
たつというのは忠義のあだ名。郁人は永遠とグチを言っている。もう郁人に対しての恐怖はないが、しだいに太輔はこのグチにうんざりしてきた。
「郁人、外掃除してこい!」
見かねたのか、忠義がほうきを郁人につきだした。
「え〜……」
「え〜……じゃないわ。バイトやろうが、お前は!」
「フミキュン、ショック!」
「うるさい!」
ぶつぶつと言いながらも、ほうきを持って外へ行った。
「郁人うるさいでしょ。無視してればだまるからね」
グチが始まったと同時に、店内の掃除に行った宏光がやってきた。
「ひろくんさ、高校いかなかったの?」
「え? ……あ、うん。行けなかったってのが、正しいけどね」
ちょっと悲しそうな顔になった。それを見て、しまったと感じた太輔。これは触れてはいけないことだと、分かってしまった。
「……ごめん」
「いいんだよ、うん。しょうがないんだから……。
あ、今日さ、俺昼過ぎから居ないけど、どうする?」
太輔にそのことを言ってなかったことを思い出し、聞いた。
太輔は、出来れば宏光に居て欲しいと思った。でも、自分1人でいて大丈夫にならないと、自分が変われないと思った。
「5時くらいまで、ここにいるよ」
ラッキーカラー
あずきいろ
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jyanikotopi(プロフ) - アキラさん、やっぱり文才があっててお上手です!!!アキラさん、これからも頑張って下さい! (2013年12月12日 14時) (レス) id: 047559606b (このIDを非表示/違反報告)
たまんちゅ(プロフ) - どんどんとお話が面白い展開になって来ましたね!ガヤさんの心境がどう変わっていくのかがとても楽しみです!更新頑張って下さい! (2013年12月5日 23時) (レス) id: da343c076c (このIDを非表示/違反報告)
サヤカ(プロフ) - この小説大好きです! (2013年12月5日 21時) (レス) id: b3c86a3db0 (このIDを非表示/違反報告)
たまんちゅ(プロフ) - アキラさん» 良かったです。誰だってそんな時はありますよ!焦らずに、生活して下さいね。 (2013年12月1日 20時) (レス) id: da343c076c (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - たまんちゅさん» 大丈夫です。なんとか、浮上しております。
これ書くことが、気分上がることなんで、お言葉に甘えさせていただいて、自分のペースで頑張ります。 (2013年12月1日 14時) (携帯から) (レス) id: 7983e8516d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アキラ | 作成日時:2013年11月10日 20時