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30ピース ページ5

レジ横の空きスペースに座って勉強している太輔。何教科分くらいか持って来ていたので、今太輔が使っていない教科書を、宏光と忠義が2人で読んでいた。

「うわ〜、こんなんやってたかな〜?」

「絶対俺らんときよりは、増えとるな。てか、ひろは一緒にせんかったやんか」

「理科はいっしょでした〜。ふつーに隣にいました〜」

2人はゆとり世代なので、内容が増えた教科書に興味津々。
ギャーギャー言いながら、結構真剣に読んでいた。

「おはようございます。今日、なんだか賑やかだね」

1人、青年が入ってきた。

「あ〜、郁人! ほら、今の中学の教科書だって〜」

宏光が青年を呼んだ。見た感じ……大学生くらい。宏光や忠義と同じくらいだろう。

「へ〜。……えっと、君は?」

青年は太輔を見て、固まった。太輔も固まった。

「あ、ゴメンゴメン。たいくん、びっくりさせちゃたね」

あわてて宏光が太輔の肩に手を置く。固まった体が、ゆっくりと溶けるように力が抜けた。

「この人は河合郁人。俺やただくんの同級生なんだ。
郁人、この子は藤ヶ谷太輔くん。渉くんの従兄弟だよ」

そう言われて、やっと2人の間の変な空気が、ちょっとなくなった。

「渉先輩にこんな従兄弟いたんだ。よろしくね、太輔」

あ、呼び捨てでいい? とか、もうした後で聞いてくる。
ケラケラ笑っている郁人を見て、太輔もちょっと安心したようだ。

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jyanikotopi(プロフ) - アキラさん、やっぱり文才があっててお上手です!!!アキラさん、これからも頑張って下さい! (2013年12月12日 14時) (レス) id: 047559606b (このIDを非表示/違反報告)
たまんちゅ(プロフ) - どんどんとお話が面白い展開になって来ましたね!ガヤさんの心境がどう変わっていくのかがとても楽しみです!更新頑張って下さい! (2013年12月5日 23時) (レス) id: da343c076c (このIDを非表示/違反報告)
サヤカ(プロフ) - この小説大好きです! (2013年12月5日 21時) (レス) id: b3c86a3db0 (このIDを非表示/違反報告)
たまんちゅ(プロフ) - アキラさん» 良かったです。誰だってそんな時はありますよ!焦らずに、生活して下さいね。 (2013年12月1日 20時) (レス) id: da343c076c (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - たまんちゅさん» 大丈夫です。なんとか、浮上しております。 これ書くことが、気分上がることなんで、お言葉に甘えさせていただいて、自分のペースで頑張ります。 (2013年12月1日 14時) (携帯から) (レス) id: 7983e8516d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アキラ | 作成日時:2013年11月10日 20時

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