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39ピース ページ14

渉たちが話しているとき、スポーツ用品店に2人、客が来ていた。

「いらっしゃいませ〜……あ、翔くんと信ちゃんやん。どしたの〜?」

「遊びに来たの。ダメだったっけ?」

「ダメやないけど。また、信ちゃんが備品でも壊したん?」

「そんなしょっちゅう壊しとらんわ!」

店の奥で郁人に勉強を見てもらっていた太輔は、急な大声にビクッと体を震わせた。

「太輔? どうしたの?」

「あ……何でも……ないです。続きやりましょ、郁人くん」

明らかに何かに怯えている太輔。そんな態度に郁人は疑問を持ちながらも、また勉強を見始めた。

店の方から、忠義が太輔を呼んだ。でも、太輔は動けなかった。大声の主がまだ、店の中に居ることは明白だったため、どうしても恐怖感が取れないのだった。

「太輔、いかないの?」

「郁人くん、一緒に来てもらっていいですか?」

郁人についてきてもらい、ようやく店の方に顔を出す。そこには、

「こんにちは、太輔くん。こいつは中学校の体育教師、村上信五。俺の友達でもあるよ」

櫻井と、

「へー、こいつかぁ。新しい生徒って。よろしゅうな」

大声の主である、村上がいた。
まだ櫻井にも慣れていない太輔は、完全に怯えてしまって郁人の服にしがみついて、後ろに隠れてしまった。

「太輔? ……俺と一緒に一回奥いこか。
郁人、ちょっと店番しょうてな。翔くんと信ちゃんもゆっくりしとって」

そんな様子をみていた忠義が、太輔を一回店の奥へ連れて行った。

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jyanikotopi(プロフ) - アキラさん、やっぱり文才があっててお上手です!!!アキラさん、これからも頑張って下さい! (2013年12月12日 14時) (レス) id: 047559606b (このIDを非表示/違反報告)
たまんちゅ(プロフ) - どんどんとお話が面白い展開になって来ましたね!ガヤさんの心境がどう変わっていくのかがとても楽しみです!更新頑張って下さい! (2013年12月5日 23時) (レス) id: da343c076c (このIDを非表示/違反報告)
サヤカ(プロフ) - この小説大好きです! (2013年12月5日 21時) (レス) id: b3c86a3db0 (このIDを非表示/違反報告)
たまんちゅ(プロフ) - アキラさん» 良かったです。誰だってそんな時はありますよ!焦らずに、生活して下さいね。 (2013年12月1日 20時) (レス) id: da343c076c (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - たまんちゅさん» 大丈夫です。なんとか、浮上しております。 これ書くことが、気分上がることなんで、お言葉に甘えさせていただいて、自分のペースで頑張ります。 (2013年12月1日 14時) (携帯から) (レス) id: 7983e8516d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アキラ | 作成日時:2013年11月10日 20時

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