デビューの条件は10キロダイエット3〜JK

ちょっとまってね ページ1

ビギ(東方神起のファンクラブ)からメールがきた。
「やば！！5大ドームツアーだって！大阪と福岡だったらいけるかな？？」
すぐさま友達に連絡。
大阪に住む友達は一人で東方神起のライブに行った時にたまたま隣り合って意気投合。それから毎回ツアーの度に一緒に参戦する。



『A〜？？興奮してどうしたの？』とグク


「ん、ちょっとまってね」
私は友達とのラインに必死でグクの問いかけを軽く流す。


『A〜ねぇ、ねぇ』



私を後ろから抱きしめて顔を擦り寄せてくるグク。私のスマホを覗き込んで



『東方神起？？』



「うん、日本でドームツアーがあるの」



『うん、それがどうしたの？』



「うん」
グクの問いかけに上の空。
ごめんね、今それどころじゃない。
ツアーが決まれば、飛行機もホテルもチケットより先おさえなきゃ。



『A〜』
ほっぺにチュっ



「うん」
ちょっとまってね



『A〜』
お口にチュっ



「うん」
って、え？

やっとグクの顔を見るとなんか怒ってる。



『ねぇ！東方神起がどうしたの？ってさっきから聞いてるのに』



「ごめんね。言ってなかったっけ？
私、中1の頃からずっとファンなのね。
でね、今度ドームツアーがあるよってお知らせがきて、慌てて友達と連絡をとって、ホテルと飛行機をとりあえずおさえているというそんなところなのね。なのでちょっとだけ集中させてね』

早口で言って、スマホに視線を戻す。

お耳にカプ→

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