半分こ ページ35
約束の時間少し前に地下の駐車場に降りる。
車寄せに大きな黒の四駆が停まっていて
中からジョングクさんが降りてきた。
『Aさん、どうぞ』
って助手席のドアを開けてくれる。
その美しい様を呆然と眺める私。
『ん?』って私の顔を覗き込んだ顔が
また圧倒的に可愛くて、やっと目が覚めた
「は、はい!乗ります乗ります!」
車高が高くて、背の低い私には乗り込むのがちょっと大変だからか、私の手をもってエスコートしてくれた。
ヤバイ、のっけからこれって、心臓持たん!!
パンケーキ喉通るんかな。
シートベルトを締めて
『じゃあ、、行こっか。』って
ニコって笑ってくれた。
もうそれだけ、それだけで胸がいっぱい。
だめだ、うっかり気を抜くと「好き」って言っちゃいそうになる。黙っていても鼻の穴とか耳の穴とかから「好き」が溢れてもれちゃわないか心配だ。
どうしよう、何喋ろう。
車の中はカーステから流れる心地よい音楽だけ。
好きって意識する前はあんなにペラペラ喋ってたのに。
「はぁ〜」と一回大きく息をする。
呼吸も知らないうちに浅くなってた。
『ん、どうしたの?今日もトレーニングしてきた?つかれちゃった?』
はぁー心配させてどうする、私!!!
「いえいえ!!!今日は夕方からジョングクさんとパンケーキって思ったら、いつもの何倍も頑張れたんです」
『そんなに頑張れるならいつでも付き合ってあげるからね』
きゃー、つ、つきあう??←赤面
そんな意味じゃないのに、完全に過敏に反応する自分がほとほと恥ずかしい!!
駐車場に車を停めて
ジョングクさんが連れてきてくれたのは
インスタ映えしそうなすごくすごく可愛いお店。
「わぁ〜すごく可愛い!!」
って興奮してジョングクさんを見ると
深い帽子にマスクをしながらも
目が嬉しそうに笑ってくれたのがわかった。
中に入ると、またすごくオシャレで
落ち着いた雰囲気。
時間が時間なだけに店内は空いていて
奥のこじんまりした半個室のようなソファの席に通された。
メニューも全部魅力的すぎて、なかなか決められない。
どうしよぅ。。。。
「いちごにするか抹茶にするか」
困って顔を上げるとジョングクさんが
『両方頼んで半分こしよっか?』
半分こ、半分こ、半分こ、、、
もう私の頭の中で永遠リピート。
完全にデートやん!
彼氏と彼女のやるやつやん!?
417人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちあ(プロフ) - ゆうさん» マイページの設定のところの一番下で18歳以上で設定すれば見られるようになると思います。わざわざコメントいただけで嬉しかったです、ありがとうございます (2019年9月8日 23時) (レス) id: 757475a57d (このIDを非表示/違反報告)
ちあ(プロフ) - ゆうさん» すみません、おそらくR18フラグを立てているせいなんです。 (2019年9月8日 23時) (レス) id: d14440edaf (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 初めまして!続編を見ようと思ったら何か見れないです(;A;) (2019年9月8日 21時) (レス) id: d17790fca3 (このIDを非表示/違反報告)
ちあ(プロフ) - スアさん» コメントありがとうございます!途中でR18フラグを立ててしまったせいかな? (2019年8月1日 7時) (レス) id: f9536c101c (このIDを非表示/違反報告)
スア(プロフ) - なんかこれの続編見れなくなりました(泣) (2019年8月1日 6時) (レス) id: 088a3a7f93 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちあ | 作成日時:2019年7月16日 5時