【名探偵コナン】目覚めたら何故か降谷さんに抱きつかれた

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貴方side

あれから4日がたった。

通り魔の殺人事件は止まっていた。



のだが、あれから部下の二人が行方不明になっている


春野幸恵と谷崎弘祐だ






今日は私達の番だ



気を引き閉めなくては







･








｢早苗！そろそろ行こう！｣


『あぁ、そうね、行こうか』



夜の街を歩く。



今の所異常はない




｢そこのお嬢さん達、少し不審な人を見つけたのだけど……｣


『えっどこですか！？』




｢こっちだよ｣




そういって、おばあさんの後をついていった



少しいりくんだ路地裏の道を進む




えっ、待てよ



見つけただけならこんなに詳しく道を教えて来るものか？


普通ならそっちに……とか言うはずなんだけど

不審な人を追いかけていっただけじゃあるまいし……




そう考えているうちについたのは

古びたもう使われていないビルだった



｢この屋上だよ｣



そう指差しながらおばあさんは言う



｢ここだって！早苗！行こう！｣


『えっ、ちょっと！』


静止の言葉も聞かず、美空は私を引っ張った



つれられるまんま屋上についたけど


だれもいない？



｢あれ？誰もいないね……｣



そう美空が呟いた時


ドアがおもいっきり空いた



｢おい！お前があの警察庁の奴等だな！｣



そいつはサングラスに眼鏡で黒服で



右手にボロボロになった私の部下を掴んでいた



『春野！谷崎！大丈夫かっ！？！』




｢せっ、先輩……助けてくださっ……｣



谷崎がそうしゃべる



｢へっ！もしこの部下を返してほしければお前らは自害しな！！｣



｢なっ！何いっているの！早く二人を放しなさい！｣



｢そりゃあ無理だな。だって放したら俺は五人殺した殺人犯で処刑だろ？｣



｢だからってっっ！｣



『美空、止めなさい。わかったわ。要求を飲むから二人を放して。』



｢まず、お前らが死ねよ！！！！｣



『っ！』



まずい、このままじゃ美空まで！


『私が死ぬから美空は見逃して。貴方を今捕まえはしないわ……』




｢えっ……早苗？止めてよ、そんな冗談……｣





『美空、今までずっとありがとうっ……』



頬に涙がつたる

　


私は屋上のフェンスを乗り越えた


｢止めてよ！早苗！泣いてるじゃない！本当は辛いんでしょ！｣


『辛いよ……死にたくないけど、部下を守って死んだ先輩って格好いいでしょ？

いつか、こうなるってわかってたよ』


｢いやっ、嫌よ！いかないで！！――――！｣


『バイバイっ』

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