ウブでヘタレな黒尾くん【黒尾鉄朗】

泣きやみたい ページ24

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とりあえず黒尾くんの元カノのアリス？さんには帰ってもらった


色々面倒だしね



これからも赤葦家等々に被害が及ぶようなことがないように近づかないよう約束させた






黒尾「ごめんっ！ほんっっっとにごめんAちゃん…！！」



貴方「なーるほどね…京治が家に女を連れ込むなんてことに違和感持った光太郎が、まさかって感じで黒尾くんに連絡したのか。あの人の事は知ってたんだね。」





黒尾「うん、そゆことだな…あはは〜………はぁ…」




苦笑いをしてから辛そうに溜息を吐く黒尾くんはどうもやつれていた





貴方「…ねえ、大丈夫？黒尾くん。顔、やつれてる」






黒尾「んぇあ、、あ……いや、大丈夫。テスト近いからじゃねーかな」





それにしては昨日の健康な時とは打って変わって、目の下に隈ができている




今日はだいぶ辛そうだった







貴方「……それが本当なのかは分からないけど、そういうことにしとくね」





黒尾「ん…さんきゅー…」






すると、京治が口を開いた





赤葦「その……姉さん、すみません。俺も無理矢理あの人を払いのければよかったのに、その……迷惑をかけてしまって……助けてくれてありがとうございます」








迷惑ね…





彼の迷惑なところは沢山ある






話し方とか、接し方とか……いざという時に限って助けてくれない時とか








何回嫌な目にあったことか









貴方「……やっぱりダメだ」








貴方「私、もう京治の事嫌いになってる」








赤葦「え…」







貴方「……今回のことで迷惑をかけたってあなたは言ってるんだろうけど、私からしたらあなたからの迷惑は沢山あるの」







黒尾「ちょ、Aちゃ、」






貴方「今までもう何度も…何度もあなたを助けたはず。今回だってそう……最近は一体なんなのか敬語にされるのもほんと腹立つ」







赤葦「っ…ねえさ、それは違うんだ、っ」







こりゃもう収拾つかないね






……なんだろ、なんかしょっぱい








貴方「……ぅ……っぅ…ﾋｸｯ…………」





黒尾「……Aちゃん…」





赤葦「…ごめんなさい…っ…」







貴方「……ﾋｯｸ…ぅ…うう…謝るなよ…っ…」




黒尾「Aちゃん…1回落ち着くか？…赤葦、部屋に戻っていいぞ。落ち着くまで俺が見てるから」




貴方「ｳｯ…ﾋｸｯ……っ」





赤葦「…っはい…」

家の中→←本気でいってる？？

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