ウブでヘタレな黒尾くん【黒尾鉄朗】

朝 ページ13

＿＿ﾁｭﾝﾁｭﾝ



貴方「…ん……朝か…」



寝ぼけたまま横を見ると灰色と黒のコントラストの何かがめちゃめちゃ近くにあった



…しかも何か息苦しい




抱きつかれてる？？？？




木兎「んんん〜……やき…にく……ぅ…」




貴方「………光太郎、起きて……ねえ、起きなさい、こら」



身体をいくら揺さぶっても離してくれない、という以前に起きてくれない



どうしよう、本当は恥ずかしすぎて気が動転しそう



とりあえず時間が知りたい



幸い部屋には時計が掛かっていて、私の距離からでも見える位置にある




…5:30か…





……しゃあない、それだもん起きないよね…アラームも6:00にセットしちゃったし…




…何しよう、このまま寝る？？


でも光太郎のことを意識しすぎて私の心臓がもたないだろうから何かを考えてようかな




…黒尾くんの事でも考えてようかな




＿＿＿…


結果特に何も思いつかなかった




貴方「う〜ん……あ、そうだ」




そういや黒尾くん、告白も超真剣だったけどマネージャー勧誘も必死だったな



何か必要なことでもあるのだろうか？別に私が入りたいわけじゃないけど




…昼にでも聞いてみようかな。必要なら考えてみないことも…ない

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