【記録】クズJK鍵ちゃん

クソガキと昔の自分 ページ38

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後日改めてこの2人の家に来た。
そう。世話役として。



…何でこんな事に。



「…嫌なら出て行けよ」

『そんな事言ってないけど』

「顔に書いてんだよ」



とりあえずこのクソガキがクソガキすぎる。



『アンタ本当に小1？』

「タバコ止めろ」

『あっ、ちょ待っ！！』



机の上に置いてたタバコの箱を
ゴミ袋に投げ入れられる。



『なぁ…マジでさぁ……』



顔がアイツに似てんのはもう良しとして
中身。コイツ自身が捻くれててダルすぎる。


『…何だっけ、アンタの下の名前』

「呼ばなくて良い」

『………』



小1の自分、どんな感じだったかな。
あー…既に周りの奴ボコってたな。


それに…何か……こんな感じの
クソガキだった気もしなくも無い。


このままだと将来有望なヤンキーになるな。
私みたいに。

……って、良くないか。やっぱり。




だが意外にもクソガキは宿題を始めた。
なるほど、インテリヤンキーってやつか。


床に散らばった教科書で
たまたま裏面が見えてたやつがあった。


…恵。そうだ、恵だった。



その時


「恵ただいま〜

…あ、こんにちはお姉さん！」




ニコッと笑って挨拶するこの子。津美紀。


『…こんにちは』


本当にコイツの姉貴かとも疑ったけど
五条さんから聞いた感じ血は繋がってない。

だよな。似てねーし。



…でも、血は繋がってなくてもこのガキは
津美紀を守る為にわざわざ禪院を蹴ったんだ。


……偉いな、小1でそれが判断できるのが。




「お茶出しますね！」

『いや大丈夫。気遣わなくて良いよ』



…しんどいだろうな、この子も。
小2で全部家の事やってて。



『…アンタら、今日何食べたい？』

「あっ、昨日カレー作ってて残ってるから…」

『そっか。ちょっとスーパー行ってくるわ』




私ができる事なんて
カレーをカツカレーにする事くらいだけど。



それでも良いか。
見てたら何もせず放っておけなくなったから。




………




すみません、これ多分続編出来ます。
書きたいことが多過ぎました。

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