【呪術廻戦】ブラッドスマイル

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虎杖side




補助監督・鍵兎さんこと鍵ちゃんは

五条先生の事を嫌っている。





虎「何でそんなに五条先生の事嫌いなの？」

『うぜーじゃん』

虎「雑くね？」


釘「でも先生と鍵ちゃん似てるわよ


強いでしょ、あと顔が良いのと
性格がどうしようもない所」



『アンタが男だったらビンタしてた

てか私そこまで性格悪くなくない？』



釘「悪いとは言ってないわよ。

現に私は鍵ちゃん好きだし。
でもどうしようもないじゃない、その性格」


『褒め言葉と貶し言葉をセットで言うの
今のトレンドなの？反応困るわ』



ポリポリ柿ピーを食べながら
片手でハンドル操作する鍵ちゃん。


『あーあ、結婚したいしタバコ吸いたいし
酒を浴びるように飲んで宝くじで6億当てたい。

恵。今「どうしようもねえ奴だな」みたいな
顔してたよね、ビンタ』


伏「何も思ってないですよ。



…でも、もしあなたが術師に戻ったら
助かる人は増えますよね」



伏黒の言葉に、一瞬の沈黙の空気が流れる。


『…誰が死のうがどうでもいいよ。

人間死ぬときゃ死ぬんだし。死に時は選べないから好きな事だけして生きていきたいの

私はさぁー、誰かの為に頑張れるなんていう
大そうな人間じゃないんだよね。


ホラ、着いたよ。行ってらっしゃい』



鍵ちゃんの言う事、俺には分かるよ。

普通の幸せとか夢を持って生きる事は
誰にも否定できない。


言葉だけ聞いたら鍵ちゃんやっぱクズだけど



『…なんかあったら連絡しな。

寝てなけりゃ様子くらい見に行ってあげる。
死ぬなよ〜』


アイマスクをおでこに早速付けて
タバコを加えながらひらひら手を振るその姿は
言葉には映せないもんな。




釘「…誰が死のうがどうでも良いなんて
早速強がっちゃってるじゃない」

伏「…そうだな」


3人で歩きながら


『あー？何て？？聞こえないんだけどー！！』


虎「何もねーよー、行ってきまーす」





いざとなったら助けてくれる。

だから俺ら3人だけの任務とかに限っては
この人が付けられてる。


色々どうしようもない面もあるけど
鍵ちゃんは、俺らの心強い補助監督さんだ。





Fin

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