二話 ページ3
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その日は、進路についての話が話題を読んでいた。
その日の授業はかっちゃん...いや、爆豪が色々語って
私と彼奴に怒鳴って終わった。
放課後爆豪に呼び出されて、色々言われた。
爆豪の話を適当に受け流しながら思っていた。
いつか私がこれから解放されることはないのか...と。
毎日毎日、彼奴の代わりにいじめ受けて、
親からは心配もされない。私は何をしているのかと時々思う。
こんな現実逃避をしても何も変わらないのに。
その時爆豪の個性の煩い音で意識が戻った。
「そんなにヒーローに就きてんなら効率いい方法があるぜ
.....来世は個性が宿ると信じて...
屋上からのワンチャンダイブ！｣
...屋上からのワンチャンダイブ...？
こいつ簡単に言えば死ねって言ってるのに気づいてるのかな。
...待てよ。それをしたら死ぬ。
死んだら何も感じない。
...つまり、嫌な思いをしない...？
...そっか...私なんで気づかなかったんだろう...！
...爆豪もたまにはいいこと言うじゃん...！！
無意識の内に笑っていた。
何年ぶりかの笑顔。
何とも歪な笑顔なのか。
爆豪も彼奴もびっくりした顔してる。
面白いなぁ...！
思ったら即行動。
私は彼奴等の声を無視して鞄を持って教室を飛び出した。
何分か走って着いたのは意外と綺麗なビル。
...今は汚くないけど、
私が死んだら真っ赤に染まるのかなとか、
死んだら自分は何処に行くのかなんて思った。
なんて思ってるともう屋上に着いていた。
柵を乗り越えて、下を見た。
こんな高い所から飛び降りたら一体どうなるのやら。
不思議と恐怖は感じなかった。
ここまで来て恐怖も感じなければ、未練もない。
そんな私はきっとイカれてる。
...そんな私でも、一つ思い浮かんだことがあった。
「...個性が無かったらよかったのに。
...無かったら、こんな事にはならなかったのかな...」
...無かったら、家族とも仲が良くて、友達もできて、
幸せになれたのかもしれないのに...
なんて思っても意味はないのに。
...もしかしたら、
「...これが私の未練だったりして...」
...なわけないか。
個性が無くなるなんてあり得ないし。
...早く終わろう。
この世界ともさよならだ。
「...来世は個性がない世界がいいなぁ。」
そう言って、私は飛び降りた＿＿＿＿はずだった。
私の体は誰かに引っ張られていた。
それで私は邪魔されたんだと悟った。
どうせヒーローか警察に連絡行って
母に迷惑かけるなと怒られるだけ。
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桜 - 伊織さん» ありがとうございます！！！更新頑張ります！！！ (2020年5月18日 16時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - すっっごい好きですうう…これからも楽しみにしてます、更新頑張ってください！！ (2020年5月16日 23時) (レス) id: 70033b6f85 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 腐った鬼さん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2020年5月15日 16時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
腐った鬼(プロフ) - めっちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2020年5月15日 3時) (レス) id: ddcd1c8cd7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 雪さん» ありがとうございます！！あまり評価が無いので面白くないのかな？と思っていたので凄い嬉しいです！！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tragic hero | 作成日時：2020年4月8日 7時
