三話 ページ4
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「...その未練、俺と一緒に叶えないか？」
後ろを振り返ると、
顔に何かのマスクをつけている男の人がいた。
この人が誰なのかも気になったが、
それよりも今の未練の話の方が気になった
「...どういうことですか？」
「今言った通りだ。さっきお前が
言っていた個性の無い世界。
俺はそれを叶えようとしている。
だがそれを叶えるには色々なものが足りない。
だからお前もそれを手伝ってくれ。」
そんなことできるわけない。
...なのに、この人の本気の目を見たら、
この人なら本当に叶えられるんじゃないかと思ってしまう。
...どうせこの人がいなかったら無くなっていた命。
「...いいですね。」
使えるだけ使って、できるのならばその世界を実現させて、
この目で見てみたい。
「...でも、その話本当に成功しますか？」
「勿論だ。絶対に成功させる。
その為にもお前も手伝ってくれ。」
迷いの無い言葉。
まっすぐな瞳。
私はこの人に全てをかけてみようと思った。
「分かりました。私もその個性の無い世界、
見てみたいですし、協力します。
...貴方の名前、なんて言うんですか？」
「...俺の名前は治崎廻。お前は？」
「私の名前は、み...Aです。
...これからよろしくお願いします！治崎さん！！」
その時私は何年ぶりか、まともな笑顔ができていたと思う。
それから話が進むのは早く
私は元の苗字を捨て治崎Aになり、
緑谷Aはいなくなった。
治崎Aとなった私は死穢八斎會に
お世話になるようになった。
そして、組長に将来のためと言われ、
雄英高校ヒーロー科に入った。
戸籍は組長が用意してくれた。
本当は英雄症候群の病人共と一緒にいたくなかったが
全く関わらなかったら戸籍上親戚である治崎さんに
迷惑がかかるかもしれないので上っ面は仲良くしておいた。
雄英に入ってからは
敵が来たり体育祭とかで組には忙しくて行けなかった。
体育祭は轟と当たった時に
怪しく思われないよう途中で負け、６位。
林間合宿では敵連合に爆豪と一緒に拐われ、勧誘された。
私を拐った理由は、“お前がこっちの目をしていたから”
とかなんとか。
脱出は疑われたらいけないので
仕方なく爆豪と一緒に脱出した。
そして色々あって仮免を取った。
個性は詳しく見せたら彼奴にばれるかもしれないので
細胞を操って身体強化するものと説明しておいた。
当たり前だが仮免をとっても
私はインターンには行かなかった。
そんな風に雄英に通っていた私だった。
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桜 - 伊織さん» ありがとうございます！！！更新頑張ります！！！ (2020年5月18日 16時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - すっっごい好きですうう…これからも楽しみにしてます、更新頑張ってください！！ (2020年5月16日 23時) (レス) id: 70033b6f85 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 腐った鬼さん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2020年5月15日 16時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
腐った鬼(プロフ) - めっちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2020年5月15日 3時) (レス) id: ddcd1c8cd7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 雪さん» ありがとうございます！！あまり評価が無いので面白くないのかな？と思っていたので凄い嬉しいです！！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tragic hero | 作成日時：2020年4月8日 7時
