P.72〜kotaki side〜 ページ25
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しげとAのやり取りを見てると、咲良ちゃんから声を掛けられた。
咲良「望くん、ちょっといい？」
小瀧「ん？ええけど」
咲良「ここじゃあれだから外で。
……ごめん、ちょっと望くん借りるね？」
重岡「ちゃんと返してやー？」
咲良「分かってます。笑」
咲良ちゃんと一緒に病室を出て廊下にある椅子へ座った。
小瀧「なんか、この間から迷惑かけてばっかでごめんな」
咲良「いーえ、全然。」
小瀧「今日の朝、あいつとたまたま会うてな。
風邪引いてんなぁって見て分かってんけど
まさか倒れる程体調悪いとは思わんかった。
無理にでも帰しておけば良かったな。」
咲良「気付いてたんですか？」
小瀧「こんだけ一緒におると見た分かんねん。
あーこいつ体調悪いなぁとか悩んでんなぁとか」
咲良「へぇ…。
……倒れたのは風邪のせいじゃなくて軽い栄養失調もあったみたいです」
小瀧「栄養失調？」
咲良「Aから何も聞いてませんでした？」
小瀧「いや、なんも聞いてへんけど」
咲良「私もよく分からないんですけどね？
A、会社で嫌がらせ受けてたみたいなんです」
小瀧「嫌がらせ？何やそれ」
咲良「私も今日知りました。
昼休みに、Aは体調悪いから休憩室で休むって言っていなかったんですけど
その間に社内メールでこんなのが回って来て」
そう言われて見せられたメール。
小瀧「…っ」
内容を見て思わず眉をひそめる。
咲良「社内メールが見れるパソコンとスマホに匿名から一斉送信で送られて来て」
小瀧「なんやねん、これ」
咲良「誰がやったのかって聞いても
言わないって約束したから言えないって。
何か心当たりとかありません？」
小瀧「そういえば…」
咲良「ん？」
小瀧「結構前に顔合わせた時、すっごい悩んだような顔しとって
なんかあったら言いや？って言うてんけど
無理して笑って誤魔化されたなぁ、思うて。」
咲良「じゃあ、その頃から嫌がらせ受けてたのかな…」
小瀧「もしかすると、な」
そんな切羽詰まっとったんか。
ちゅうか西島とか言うやつ何してん。
……気付いたれや、彼氏やろ。
小瀧「使えんやつやなぁ、腹立つ。」
そんなこと思うてると走った男性が俺らに気付くことなく病室へと入って行った。
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小瀧ふぅ＿＿＿＿(?)(プロフ) - 続きを楽しみにしてます！ (2020年4月3日 0時) (
レス) id: e1a2be3bd0 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 続編が早くみたい、、、感情移入してしまって大号泣です (2020年4月2日 23時) (レス) id: 006f84bdda (このIDを非表示/違反報告)
ゆーき(プロフ) - 続編楽しみです！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: a6ba77e953 (このIDを非表示/違反報告)
mydai25(プロフ) - 続編が気になります！ (2020年3月29日 11時) (レス) id: 6291c4635d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょびすこ | 作成日時：2020年3月17日 7時
