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───次の日
『いててててっ』
目を覚ますと懐かしい匂いに包まれてた。
『あれ?ここ……』
お陰様で昨日の記憶はほとんど残っていないが
匂いで分かる、ここが望の家だってこと。
近くに置いてある時計を見るとまだ午前7時。
そーっと寝室を出るとソファーで寝る望の姿を見つけた。
前は同じベッドで寝てたのに。
やっぱり七瀬のこと考えたのかな、なんて少し寂しく感じた。
『水もらいまーすっ』
寝てる望にそう囁く。
冷蔵庫を開けると、水以外ほとんど何も入っていない。
『はぁー。普段何食べてんの』
仕方ないな、と自分の部屋の鍵を持ち望の家を出る。
家に作り置きしておいたものがいくつかあるはず
それとついでに朝食を作るのにいくつか食材も持っていこう。
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望の部屋に戻り、作り置きのおかずを冷凍庫へしまい朝食を作り始める。
『久しぶりだな、この感じ』
誰かの為に料理をする。
前までは毎日やってたことなのに。
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全て終えると時計は8時30分を回っていた。
てか、望仕事大丈夫なのかな?
『起こしてみるか』
ソファーに近づき望の体を揺する。
『おーいっ、の…小瀧ー?今8時過ぎてるけど仕事大丈夫?』
一向に起きる気配のない望。
『おーいっ、小瀧ー!起きてー!』
小瀧「んぅーっ、もう食われへんて…」
『いや、どんな夢見てんねん』
はぁー、寝起きの悪さは相変わらずやな。
『あ!小瀧!UFOや!』
小瀧「えっ!どこ!?」
そう言うと、勢いよく飛び起きた。
『ふふっ、おはよう。』
小瀧「…なんや嘘かい。普通に起こせや。」
『起きなかったのー!
逆に何で今ので起きんの』
小瀧「ふぁ〜あっ、
二日酔い大丈夫なん?」
『あっ、昨晩はご迷惑をお掛けしました。
ここに来たこと覚えてないんだけど……私変なことしてないよね?』
小瀧「いや、変なことしかされとらんなぁ」
『はっ!?どんな!?」
小瀧「聞かん方がええで?」
『いや、逆に気になるんですけど!』
小瀧「んっ、めっちゃいい匂いするやん」
私を無視してソファーを立ち上がる望。
『ねぇ、無視しないでよ私何したのー!』
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小瀧ふぅ____(?)(プロフ) - 続きを楽しみにしてます! (2020年4月3日 0時) (レス) id: e1a2be3bd0 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 続編が早くみたい、、、感情移入してしまって大号泣です (2020年4月2日 23時) (レス) id: 006f84bdda (このIDを非表示/違反報告)
ゆーき(プロフ) - 続編楽しみです! (2020年3月31日 22時) (レス) id: a6ba77e953 (このIDを非表示/違反報告)
mydai25(プロフ) - 続編が気になります! (2020年3月29日 11時) (レス) id: 6291c4635d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょびすこ | 作成日時:2020年3月17日 7時