初めてあった頃 ページ35
貴方side
侑母｢なんやろ…Aちゃん初めてあった頃に戻ったみたいやな｣
『両親が元々こういう性格だったんで。』
『そんで作戦なんですが…私たち人間が攻撃に特化している狼堕一族に勝てっこありません。』
『なのでお母さんとお父さんに力を貸してもらいます。』
侑母｢おん、勿論や｣
侑父｢おん。｣
『そして…』
＊＊＊
『っていう感じで行きましょう！決行日は明日の夜！それじゃ解散っ』
…
『…』
『…ふぅ〜…』
角｢大丈夫？｣
『…うん』
角｢…俺治の部屋に行くからー｣
治｢あ、おん｣
『おかーさん、アイスいただきます』
侑母｢ええよ〜｣
がらら、と冷凍庫をあける
『侑も………
はぁ〜…』
完全に癖だ
侑もアイスいる？と聞こうとしてしまった
『…寂し』
バニラアイスを食べる
＿＿＿
Noside
『…』
侑父｢Aちゃん｣
『！お父さん…』
侑父｢…辛いか？｣
『…結構、辛いです』
Aは困ったように眉を下げ、寂しそうに笑った
『…なんだかんだ言って、侑のこと好きなので。』
侑父｢…ほぉか｣
『…すみません、お父さんも辛いのに。』
侑父｢いや、Aちゃんの言う通り侑は絶対くたばってない。やから大丈夫や｣
『！…ふふ、そうですね。』
『妖力って、どういうものですか？』
侑父｢説明は難しいんやけど…｣
侑父｢妖力は生まれつき誰でも持っとるんよ。｣
『！私もですか？』
侑父｢おん、けど妖力で回復、攻撃、防御ができるのはほんまに稀なんや。俺らのような一族にしかできん。普通の人がもっとる妖力は極わずかやからな。｣
侑父｢狼堕一族も、雪谷一族も、妖力がたくさんあるからできることなんや。｣
『へぇ…！』
『……妖力を使いすぎると、どうなりますか？』
侑父｢…昏睡状態になる｣
『寿命とかは縮みませんか？』
侑父｢寿命とかは縮まないで、けど昏睡状態になると…長い間眠っとる｣
『……そうなんですか。』
Aはほっとしたような、不安そうな複雑な表情をした
『そういえば…覚醒ってなんですか？』
侑父｢！侑から聞いたん？｣
『は、はい』
侑父｢…大切な人が危険にあったりすると、自分の中の妖力が肥大して攻撃や回復ができるようになる…｣
侑父｢まぁ、覚醒は今まで誰もしたことが無いって歴史書に書いとったけどな。｣
『誰もしたことが無い…』
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紅映 花(プロフ) - タケ焼きさん» 言います。愛してますｯｯ (2020年9月14日 23時) (
レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
タケ焼き - これから続編に行ってくるけど一言いいますわ これは神作品ですか？ いいえこれはめっさ神作品です。 (2020年9月14日 22時) (レス) id: 0a351bf70e (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - 渚華さん» んえぇええ…ありがとうございますっ(泣)あそこは気合い入れましたっ！もうコメントしていただけるだけで愛してます！愛人になりませんか？(？) (2020年8月27日 16時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
渚華 - …最高です…!!!!めっちゃ泣きました…(涙)あつむ…侑がぁぁぁって思いながらめっちゃ集中して読んでました！笑続編も楽しみです!!更新頑張ってください!!応援してます(^^) (2020年8月27日 8時) (レス) id: 508d792419 (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - 夜雨さん» Twitter見ました…荒ぶりました…更新ガンガンあげていくのでご愛読よろしくおねがいします…画像保存しまくりました… (2020年7月28日 15時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅映 花 | 作成日時：2020年7月6日 18時
