102話 ページ8
貴方side
『……は？侑が消えた？』
孝｢…はい｣
侑が消えた？どういうこと？
翔陽たちと話が終わり別れた私は、自分の部屋に戻り考え事をしていた
汰｢…すまない、｣
孝樹くんと汰雅が片方の膝を床につき頭を下げる
『…ううん、孝樹くんと汰雅のせいじゃないから。』
頭を上げて、と言うとゆっくりと顔を上げ2人がが拳を強く握った
孝｢ボスが何を考えているのか、私には、わからないのです…っ、｣
孝樹くんがホワイトベージュ色の自分の髪を手でぐしゃりと掴んだ
『……私にも、わからない』
汰｢！｣
『侑が何を考えてるのか。全然…分からない。』
なんで消えたのか。どうして私に何も言わず消えたのか。
『いなくならないって、言ってくれたんだけどな』
汰｢…俺たちは、いなくならねえぞ｣
汰雅が眉間に皺を寄せて悔しそうな顔をしながら、私の頭に手を乗せ優しく撫でた
『！…うん、ありがとう、』
ふっ、と息を吐くように笑う汰雅にお兄ちゃんのような感覚がする
孝｢…いつの間に汰雅はA様と仲良くなったんだよ｣
汰｢！……へえ、珍しく嫉妬してんのか、孝樹｣
孝樹くんが汰雅を恨めしそうな顔をして睨むと、汰雅がにやあ、と笑った
孝｢汰雅だけA様と仲良くなるなんでずるいじゃないか｣
『あはは、じゃあ孝樹もこれからは汰雅みたいに接して？』
孝樹が子犬のようにぱぁ！！！！と顔を明るくさせる
ぶんぶん振ってる尻尾が見える…(錯覚)
孝｢敬語は外せませんが、気軽に接させてもらいますね！｣
律儀だなぁ…
『…じゃあ、これ以上うじうじしても仕方ないよね』
でも、…私は、どうすればいいんだろう
孝｢Aさんは、ここで待っていてください｣
『え』
私の心を読んだような返答に、困惑する
孝｢俺たちが探してきます｣
汰｢Aはここで待ってていいぞ｣
『え？でも……』
危ないし、止めようと2人の手を掴む
孝｢良いんです、ボスはどうせAさん関係のことでしか動きませんから｣
『そっ、か……』
汰｢すぐボスを連れて帰ってくるからな｣
汰雅が満面の笑みで笑って私の手を離した
『…うん、ありがとう』
次に会えるのは、いつになるだろうか
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紅映 花(プロフ) - ぷるーすとるさん» わーい！！！ありがとうございます！！！！！！！！！ (2022年3月26日 15時) (
レス) @page5 id: bf47e679f7 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるーすとる - 一気読みしてしまいました…！すごく好きです！文章では伝わり切らないほどテンションぶち上がっております！ (2022年3月16日 22時) (レス) @page14 id: d164243b11 (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - ｼﾗｽﾁｬﾝさん» うわああああんんんんおまたせしてすみません！！！！！更新頻度あげられるよう頑張ります！！！ (2021年8月11日 20時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
ｼﾗｽﾁｬﾝ(プロフ) - 待ってました！ (2021年8月8日 16時) (レス) id: d01cf80ca9 (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - 月宮神楽さん» お待たせしてすみませんんんんんんん！！！！！侑はイケメンだと思ってます（ (2021年8月7日 19時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅映 花 | 作成日時：2021年2月16日 19時
