猫での日常 時期:アメリカ ページ27
そんな様子の私に、主人はどんな人かと聞いてくるので答えた。
『みぅみぅみぅみぅ(カッコいい、優しい、イケメン、声がいい、スタイルいい、目が綺麗、撫でるのが上手い、笑顔が素敵、拗ねたときが可愛i「な!(待った!)」)みぃ?(なに?)』
「なー、なぁん!(長い多い、それに良いとこしかない!)」
『みぅ(じゃあ料理が出来ないのが難点)』
「なぁ…(そういうことじゃない…)」
タマサブローが頭を垂れる。他の猫達も、どう返せばいいかわからないのか、黙ってしまった。そのあとは私の秀一話は無かったことのように、みんなの愚痴大会が再度始まる。そしたら
「A?」
『み?』
いきなり名前を呼ばれて振り返ると、秀一が近くに立っていた。みんな夢中で話をしていたため、誰も彼に気づかず、ピタリと静かになり固まる。
『みゃ(秀一)』
彼の足元に近付き、見上げると両手で抱き上げてくれた。顔の前まで持ち上げられて話をする。
「遊んでいたのか?」
『み』
「そうか。喧嘩なんかするなよ?」
『みゃあ(はーい)』
「ん、いい子だ(チュッ」
額に1つ、キスを落とす秀一。そのまま私を腕に抱き抱えてしゃがみ込み、足元の猫達に声を掛け始める。
「Aと遊んでくれてありがとう。これからも仲良くしてくれるか?(ニコリ」
優しい声音で、目を細め柔らかく微笑む秀一。その姿を見た猫達は
「「「にゃあ!(もちろんです!)」」」
秀一の魅力は猫にも有効。しかも性別関係なし。どちらかと言うと、ここにいる猫達は雄の方が多い。
「クスッ 遊んでいるところ悪いが、今日は連れて帰るぞ?」
「「「にゃ!(どうぞ!)」」」
『みぅ(息ピッタリだな)』
今回の猫会議は秀一の乱入により中断。次回持ち越しとなった。
((Aさんのご主人連れてきなよー))
((何で?))
((撫でられたい!))
((抱っこされたい!))
((ふざけんな?秀一は私のだ!))
(((((独り占めすんなよー!)))))
((あ?))
(((((何でもありません!!;)))))
((わかればよし))
((…相手の方が触ってきたときは?))
((……少しだけなら許す(ギロリ))
((((…………はい;))))
.
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輝(プロフ) - 雪丗さん» ホントですか!?やった…!ありがとうございます!! (2018年9月9日 15時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 輝さん» リクエストありがとうございます。お時間掛かるかもしれませんが、書かせて頂きたいと思います。少々お待ちくださいませ。 (2018年9月9日 13時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 自分を好きと言いながら昴に泣き付いたり他の人に抱き着こうとしたりする夢主に嫉妬する安室さんが見たいです! (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 作者の夢から派生したお話の最後で昴に泣き付いてましたよね。それで出来たらなんですが (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます。楽しんで頂けたようで嬉しいです。 (2018年8月26日 19時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪丗 | 作成日時:2018年6月11日 22時