貴方のために出来ること part.6【名探偵コナン】

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Aside


今日も毎回のごとく現れたバーボンによって誘拐されてしまい、ポアロに来ている。カウンター席の中央に案内され、相変わらず目の前には笑顔を張り付けたバーボン。そんなのは放って


『むぅっ……今日は何にしましょう……？』


メニューと、にらめっこしながら考える。


「Aさん、今日こそはメニューに載ってr『決まりました！』……なんでしょう？」


『珈琲とほうれん草のグリーンクリームパスタをお願いします(ﾆｺ』


「……少々お待ち下さい；」


バーボンもよく付き合ってくれるなぁ。メニューに載ってないもの作り。勝手にお店の材料使って、立場悪くならないのかな？そう思うなら止めろって？止めるときは、バーボンが私を誘拐しなくなったときだよ。


「どうぞ、珈琲です！」


『ありがとうごさいます、梓さん(ﾆｺ』


「Aちゃんはまた安室さんに？」


『……はい』


「安室さんがシフトに入ってるときは、ほぼ毎回来てるよね？」


『……ほぼ毎回……』


「あ、知らなかったんだ……」


『今始めて知りました……；』


ため息を付くと、困惑顔になる梓さん。だけど「いつもご来店ありがとうごさいます」とペコリと頭を下げてくれた梓さんへ


『いえ……』


と苦笑混じりに返事を返す。


少しすると「お待たせしました」という声と共に、目の前にお皿が置かれる。中身を覗けば、やはり注文した品。


彼に視線を向けると、にっこり笑って「注文通りの品でしょう？」と得意気な顔。「食べて」と目で訴えてくる彼から視線を外して、パスタに目を向ける。フォークを手に持ち、巻き付けて、麺とほうれん草をクリームに潜らせながら


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