貴方のために出来ること part.6【名探偵コナン】

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コナンside


朝早くから歩美・元太・光彦の三人が家まで押し掛けて来て、サッカーをしに行くことになり仕方なく道を歩く。


普段サッカーをして遊んでる空き地に行くまでの道中で、何かを探すようにキョロキョロと辺りを見回している昴さんを見かけた。俺と同じく昴さんに気付いた歩美が声を上げる。


「あー！昴のお兄さんだー！」


「「「こんにちはー」」」


「みんな、こんにちは」


「どうしたの？昴さん。何か探し物？」


「ええ、そうなんです」


「そういうことなら！」


「「「僕/私たち、少年探偵団が解決しましょう!!!」」」


声を揃えながらポーズを決める三人に向け「おめぇらサッカーは良いのかよ……？」と呆れながら声を掛けるが


「困ってる人がいるのにサッカーなんてやってられませんよ！」


という光彦の言葉に、そうかよ……と内心で呟きながら昴さんへ顔を向けた。


少し考えるように顎に手を掛ける昴さん。でも昴さんでも見つけられない探し物ってなんだ？気になるな。という考えに至り、じっと見上げていれば


「それじゃあ、お願いしましょうか」


「「「はーい！/まかせろ！」」」


「僕の探しているのは、この子です」


そう言って携帯の画面を見せてくれた。それを四人で覗き見る。


「可愛い子猫さんだ！」


「オッドアイですね！」


「おっどあいってなんだ？食い物か？」


「……違いますよ、元太君」


写っているのは、金と緋色の目を持つ長毛の白猫の姿。


「あ！こいつ！」


「ぼうや！知ってるのか!?どこで見たんだ!?」


俺が知ってる事に感づいた昴さん。口調が赤井さんになってる……。冷静な赤井さんらしくないほどの、大きな感情を見せて。そんな赤井さんに負けないくらいの声を出し、落ち着いてもらう。


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