貴方のために出来ること part.4【名探偵コナン】

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パーティー会場の扉を開けば煌びやかな世界。会場のあちこちに並ぶ豪華な食事に、ゆったり流れる音楽。その中には綺麗な格好をしたお姉さんや、ピシッとスーツを着こなしたお兄さんもたくさんいる。


(……今更だけどパーティーなんて初めて来たから勝手がわかんない。どうしてれば普通なの？)


軽く回りを見渡して他の招待客がしてることの確認や、話してることに聞き耳を立てる。


飲食物は好きに口にいれて良いことが分かり、近くにいたスタッフさんに『シャンパンを頂けますか？』と声を掛けた。なぜか一瞬固まり赤くなるスタッフさん。なんでや？と思いつつも、シャンパンをくれたので気にしないことにした。


それを飲みつつテーブルに近付き、何を食べようかと眺める。


(……というか会場に入ってから、いろんな人の視線が刺さるー！やっぱりおかしい？場違いか!?子供にしか見えない!?)


表情には出さないように気を付け、心の中でわたわたと慌てていたら１人のお兄さんに話しかけられた。


「お姉さん１人？」


『そうです(誰やこいつ？)』


ターゲットじゃない人に話しかけられ、名前や趣味は何だの聞かれる。なので適当にはぐらかしながら対応する。


(１人でいるから寂しそうに見えたのかな？でもやることあるのでお構い無く)


って思ったので、断りを入れてその場を離れようとした。でもしつこく付き纏って来るので、とっても迷・惑・だ！


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―――


そしてここでやっと冒頭に戻るわけです。めっちゃ長かった。


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