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ストン……と、まな板と包丁の触れる音がしたかと思えば、包丁を洗い出したAに
「……は？」
『ん？なに？』
「包丁洗うの早くね？」
『そう？』
「ちゃんと切ったのか？」
『切ったよ。ほら』
Aが横に逸れれば、綺麗にカットされた其々の具材。それを見た梅原は声をあげた。
「速すぎんだろ!!手品か!?」
『うるさいなー。これくらい普通』
「んな訳あるか！やっぱお前変!!」
『うっせ』
数時間前までの彼女とは違うようで、梅原の言葉を気にしていない様子。てきぱきと天ぷらへと具材が変貌していく。
普通だったら30分は掛かるだろう調理時間。Aの包丁捌きで時間が短縮。平行して作業していた蕎麦も茹で上がり、20分くらいで料理が完成。
『どーぞ』
「……聞きてぇことがあんだけど」
『冷めるよ』
「……いただきます」
『うむ。いただきます』
やはり一番最初に手が伸びるのは松茸らしく、岩塩の入った小皿にそっと近付け、気持ち程度の塩が付く。それを口へと運んだAは
『あー……む。……もぐもぐもぐもぐ……美味しいぃぃ〜！』
頬へと片手を添えて満面の笑み。とても幸せそうだ。梅原は
「……すっげ。松茸が濃厚、うま……」
さっきのことなど忘れたように、松茸の天ぷらをどんどん口へと運ぶ。それを見たAは
『他の野菜も食え！』
「良いじゃねぇか。たんまりあんだから」
『何言ってんの。叔父さんたちにもお裾分けするんだよ』
「……２本ずつでいいだろ」
『こいつケチだー(ｼﾞﾄ』
「食いもんでお前にケチって言われる日が来るとは思わなかったな」
軽口を叩きながらの賑やかな食事。ミケブチへの報酬である秋刀魚は、現在彼女宅に無いので保留中。だが冷凍ご飯に松茸を小さく刻んだ猫まんまが、今日の二匹の食事。ガツガツ食っている。
採取した51個の松茸は、天ぷらに５本、ミケブチの猫まんまに１本使用。工藤・毛利・鈴木・梅原・市橋家へ各５本ずつお裾分け。
次の日の朝食と、昼食のお弁当で８本使用。内訳は松茸ご飯で３本、お吸い物で１本、フライで４本だ。弁当は梅原の分もAは用意し、早朝鍛練に持っていった。残りの12本は……次回のお話でということにしよう。
こうして波乱万丈な松茸狩りは、無事に終了したのだった＿＿＿＿。
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雪丗(プロフ) - kangarooさん» そうです(^^)その理解で大丈夫です！ (6月1日 0時) (
レス) id: 3aa07c1458 (このIDを非表示/違反報告)
kangaroo(プロフ) - 雪丗さん» お返事ありがとうございます！！夢主ちゃんが目をつけた黒いバイクはSegreto用に梅ちゃんが乗っている、という理解で大丈夫でしょうか .. ？何度もスミマセン（汗） (5月31日 21時) (レス) @page44 id: a52eba175e (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - kangarooさん» ご質問頂いた梅ちゃんのバイクの件ですが、崖から落ちて爆発したことで廃車→片山(モブ)さんの厚意で新車をゲットしました！サイドカーに関しては、神谷が後払いにて購入→ミケブチに奪取される。という流れになります。また不明点等ありましたら御連絡ください(^^) (5月31日 17時) (レス) id: 3aa07c1458 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - kangarooさん» お返事が遅くなり申し訳ありません。今作品をお読み頂きありがとうございます。梅ちゃんファンが増えて口角が緩んでます。によによです(笑) (5月31日 17時) (レス) id: 3aa07c1458 (このIDを非表示/違反報告)
kangaroo(プロフ) - 嬉しいです！ちなみに私も梅ちゃん大好きです。数少ないツッコミ役ですね。お疲れさまです、合掌。 (5月22日 21時) (レス) id: a52eba175e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪丗
| 作成日時：2019年8月22日 12時
